Text: Kahlua Tsunoda
Culture / Post
日本のデザインはスゴいらしい! 『日本のグラフィックデザイン2015』
身近な雑貨や書籍、商品パッケージはもちろん、シンボル・ロゴや、空間デザインに至るまで、私たちの日常は “デザイン” であふれている。そんな日本のデザインに対して、世界からの注目度はとても高いらしい。でも果たしてそれは本当? その魅力はどこにあるのだろう? 年鑑『Graphic Design In Japan』の2015年版発行を記念して、東京ミッドタウン・デザインハブでは現在、日本のグラフィックデザインの “いま” を俯瞰できる展覧会『日本のグラフィックデザイン2015』が開催されている。
日本全国から集められた約300点の作品群のなか、特に気になるのが、第17回亀倉雄策賞受賞作『HOKUSAI_LINE』。auの「LISMO!」や日光江戸村の「ニャンまげ」など、誰もが見たことのある、あのロゴ、あのキャラクターを手がけてきた旬のグラフィックデザイナー、佐野研二郎による作品だ。登場する葛飾北斎は、いわば江戸時代のデザインの巨匠。日本のグラフィックデザインの魅力、それは、北斎の時代から引き継がれる “伝統” にあるのかも? と、作品から自分なりの想像をふくらませてみるのも面白そう。ここはまず、自ら足を運んで、なにやらスゴいことになっているらしい日本のグラフィックデザインの “魅力” を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかが?
東京ミッドタウン・デザインハブ第52回企画展「日本のグラフィックデザイン2015」
会場/東京ミッドタウン・デザインハブ 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F
会期/2015年6月19日(金)〜 8月5日(水)
時間/11:00〜19:00
TEL/03-5770-7509(日本グラフィックデザイナー協会)
WEB/www.designhub.jp