飯島望未の挑戦
ダンス公演「ZERO POINT/ゼロ・ポイント」
夢を追い求める女性をサポートする「コアントロー・クリエイティブ・クルー」に日本人として参加するバレエダンサーの飯島望未が、マルチメディア・パフォーマンスに挑戦。イギリスの振付家ダレン・ジョンストンが手掛ける「ZERO POINT/ゼロ・ポイント」の高知公演に密着した。
高知公演の本番では、プロジェクションマッピングやモーションキャプチャなどを舞台やダンサーの身体に映し出すことで、さまざまなシーンや感情を表現。公演には3人のバレエダンサーと8人のコンテンポラリーダンサーが出演し、「誕生」「創造」「再生」など、輪廻転生の思想をなぞるかのようにストーリーが展開されていく。中でも、飯島さんが演じるのはアンドロイドのような、メカニックなキャラクター。マユ玉のような透明な球体に入り、スモークの中から登場するシーンは、コンセプトのひとつであるリバース(再生・輪廻)を連想させる。
3人のバレエダンサーとして出演した、酒井はなさん(左)と飯島望未さん、安岡由美香さん(右)。酒井さんは、夫でありコンテンポラリーダンサーの島地保武さんとユニット「アルトノイ」として活躍。飯島さんは、ヒューストンバレエ団時代に、振付家ウィリアム・フォーサイスの作品でメインパートを担当。さらに安岡さんもコンテンポラリーのダンスカンパニー「Lasta」に所属するなど、3人ともバレエに留まらない幅広い表現力が魅力。リハーサルでも仲が良く、酒井さんが3人のリーダー役としてレッスンを進行。
Photos:Satomi Yamauchi
Text:Anri Murakami
Edit:Yukiko Shinmura
Profile
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