03
Fashion Post

清原あいかの偏愛レポートティファニー本店で朝食を!

ニューヨーカーが最も理想とする朝食があるとすれば、それはあの名映画『ティファニーで朝食を』を地で行くティファニーでの朝食かもしれない。そんな夢のようなイベントが開催された。5番街の一等地にあるティファニー本店のエントランスはまさにあの映画のまま。メインフロアはこの日のために特別セッティングされ、きらびやかな新作が並ぶ中でいただく朝食は贅沢の極み。もちろんあの“ティファニーブルー”もところどころに施され、女心をくすぐることも忘れていないのがまたニクイ。レアなひとときに酔いしれる、ゲストにとって忘れられない朝食となった。

Text:Momoko Ikeda , Aika Kiyohara Edit:Yukiko Shinmura

「Breakfast at Tiffany」が終わり、ティファニー本店ですぐに始まったのが『ブルー ブック』コレクションのプレスプレビュー。デザインディレクターのフランチェスカ・アムフィテアトロフ氏が直々にコレクションを説明してくださるという、なんともありがたいお時間。フランチェスカさまが大好きすぎる、清原あいかの偏愛レポートは続きます。

ティファニー本店5階にて『ブルー ブック』コレクションの全貌がお披露目されました。香港のプレスプレビューにはなかった非常に凝ったデザインのものや、希少なカラーもの、さまざまな海の生き物をモチーフにしたものなど、初めて見るものばかりで、テンションアップ。この素晴らしきハイジュエリーたちが、数日後のガラディナーまでにはほとんど売れちゃうんだ・・・と思うと、今日しっかり目に焼き付けておかなきゃ、という気持ちになります。というわけで、なかでも特に心を奪われたのが、左下の写真。まるで水滴のようにタンザナイト、グリーントルマリン、アクアマリンをつないだネックレス。センターに鎮座するのは52.80ctのクッションカットのアクアマリンドロップ! フランチェスカさまが水を表現するとこんなにも美しいネックレスになるんだ…!と感動してしまいました。そして、本日のフランチェスカ氏は、ゼブラ柄のコート。あまりにも素敵すぎて大興奮。同じコートが欲しいっ!とショッピングに駆け出しそうになりましたが、彼女のような知的な方だからこそ、このような遊び心のあるゼブラ柄が似合うんだろうな・・・と、真似したくてたまらない逸る気持ちを必死に抑えておりました。

説明を受けながら、実際に商品を試すこともできます。このリングは、フランチェスカ氏もすごく気に入っているとおっしゃっていたもの。試さないわけにはいきません。センターに魅惑的に輝くのは、17.12ctのグリーントルマリン。サイドから見ると、イエローダイヤモンドとブラックエナメルがあしらわれていて、なんともいえないインパクトのあるカラーリング。いまのファッションのトレンドである、ちょっと盛りすぎ傾向がハイジュエリーまでにも!? それになんだか、フランチェスカ氏の本日のお召し物に通じるものがありますよね!? とにもかくにもわたしもこのリング、大好きです♡

今年の『ブルー ブック』コレクションの中でも究極とされる1点。プラチナをベースに35.0ctを超えるミックスカットのダイヤモンドが施され、センターストーンには40.22ctのインターナリーフローレスのエメラルドカットのダイヤモンドがあしらったネックレス! ダイヤモンドは一般的に無色透明に近いものほど価値が高いとされており、無色に近い方からダイヤモンドの頭文字「D」を先頭に「E、F、G、……Z」とされますが、こちらはトップオブトップのDカラー!でこの大きさでございます。さぁ、この一点の曇りのない純粋無垢なダイヤモンドは、どちら様に嫁がれることでしょう。

香港でも撮影した、可愛すぎてもはや愛着のあるオクトパスちゃん。ニューヨークでもさらに輝きを増すかのように、まばゆい光を放ち、くねくねと踊り出しそうなお姿でした。なんと、このオクトパスちゃん、購入したいと手を挙げている顧客さまが何人もいらっしゃるという、非常に人気アイテムだとか! 羨ましい限りでございます。

圧巻だったのが、こちらのビブネックレス。1500石を超えるブルーとグリーンのトルマリン、タンザナイト、バイオレットアイオライト、エレクトリックブルーアパタイト、モンタナサファイアを使用。創業者の息子であり、宝飾デザイナーとして活躍したルイス・コンフォート・ティファニーのジュエリーを彷彿とさせるデザインです。自然界のダイナミックさを表現したこちらの豪華絢爛なネックレス、この後に開かれたガラディナーで購入されお召しになられている方をお見かけしましたが、とってもゴージャスでお似合いでした♡ これ、香港の時にあれば、ぜひ撮影したかったですー!涙

こちらも香港ではお見かけしなかったメダリオンネックレス。一番下には、ツァボライト ガーネットを敷き詰め、その上にダイヤモンド、サファイヤなどを水滴のように施した立体的なマルチレイヤー構造。さらに一番上には、エメラルドカットを施した19.34ctのスペサタイトと18Kゴールドのカエルちゃんが。いやはや、もはや芸術品を超えております。

恐縮ながらツーショットを撮らせていただきました。わたしが着ていたMSGMのコートを褒めてくださって感動! こんなに嬉しいことはございません。緊張のあまりわたしの顔がこわばっていることは、気にしないでください…(苦笑)。

ティファニーの生き字引現る!! プレスのわたしたちを夢中にさせたのが、こちらのデール・マルコヴィッツさん。プレスプレビュー後、本店1階にて、ティファニーの歴史を教えてくださいました。その赤いメガネのキュートなお顔、アニメのような可愛らしいお声、ティファニー本店のことならわたくしこの目で全部見てきましたの!的な堂々たる振る舞いに、誰もがノックダウン。それもそのはず、マルコヴィッツさん、1972年にティファニー・アンド・カンパニーに入社し、27年のキャリアを経て退社後、2009年にティファニー アンバサダーに就任!したという、人生をティファニーに捧げたようなお方。まさに、ティファニーの生き字引!! そこで、彼女のお話の中でおもしろかったエピソードを。ティファニーは、1837年にブロードウェイ259番地に創業し、移転を繰り返し、いまの場所である5番街57丁目727のお店がオープンしたのは1940年。7階建ての近代的な本店は、ニューヨークで初めてセントラルエアコンディショニングを導入した商業ビルとのこと。また、オープン初日には、新しいティファニーを一目見ようと、なんと1万人を超えるお客さんが訪れたそうです。う〜〜ん、もっと時間があって、英語が上手だったら、もっともっと生き字引きなる彼女からいろんなお話伺いたかったです(涙)。

こんなにもラグジュアリーでかつ密度の濃い有意義な時間は過ごせないだろうという、素敵なプレスプレビューでした。

Instagram/@tiffanyandco #TiffanyBluebook
HP/www.tiffany.co.jp/blue-book
Infomation/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク
Tel/03-6895-4473

Profile

清原あいか(Aika Kiyohara)ファッション・エディター。雑誌編集、スタイリストアシスタントを経て2009年『Numero TOKYO』に参加。田中杏子に師事後、独立。ファッションストーリーやトレンドレポート、女優インタビューなどに携わり、スタイリングからライティングまで幅広く活躍。JUJUやPerfumeなどアーティストの衣装も手がける。自他ともに認めるファッションアディクトで、毎シーズン新作からファーストラインをルック買い。コレクション会場で撮影隊に激写される“ド派手”なスタイルも話題。

Recommended Post

Magazine

July / August 2019 N°128

2019.5.28発売

So Animalistic!

動物たちのいるところ

オンライン書店で購入する