本場ナポリのピザを堪能!フォーシーズンズホテル東京大手町「ピニェート」の新コース
フォーシーズンズホテル東京大手町のイタリアンダイニング「PIGNETO(ピニェート)」にて、本場ナポリのピザを少しずつコース仕立てで楽しめるコース「N’Epicure(ネッピイキュア)」がスタート。ナポリ出身のピザ職人、アレッサンドロ・ルカ・デ・レオさんが手がける本格ナポリピザ3種に、前菜5種、デザートまでついた大満足なコースを体験してきました。
まずは前菜から。3段重ねになった器には、シャインマスカットとトマトのサラダ、さつまいものスープ、スモークサーモンやキアヌのサラダ、オリーブなどのアピタイザーが入っています。さらに、温かいイタリアンコロッケ「フリッタティーナ」までセットに。アツアツをいただけるのはうれしい限り。
1枚目のピザです。今ではお馴染みのトマトソースですが、南米からイタリアに入ってきた外来のものだそう。そのトマトが伝わる前の時代に、イタリアで食べられていたレシピを参考に、現代風にアレンジをしたのがこちら。イタリアから空輸された水牛のモッツァレラチーズに、サルシッチャの塩味、フリアレッリという菜の花のような野菜、タラーリという固焼きパンの食感もアクセントになり、とても洗練された味で「おいしい」の一言です。
ピニェートでは、イタリアの老舗小麦会社であるMolino Magri社が作るイタリア産小麦100%の「00番小麦粉」をシェフが厳選し、開業当時から使用しているそう。耳の部分はふっくらと膨らんでいますが、中心部分の具材を乗せているところは薄く焼き上がるため、食べ心地が思ったよりも軽やか。どんな具材にもマッチし、耳も小麦の風味が感じられて、残さず食べたくなります。
そして2枚目は、シチリア産のツナ「ピンナジャーラ」やパプリカを使った情熱的な赤の一枚。身が締まったツナが食べ応えたっぷりで、トマトではなくて赤パプリカのフレッシュな味わいが活きたソースのコンビネーションがまた美味。燻製したチーズをトッピングし、スモーキーなフレーバーが効いています!
ラストはついにトマトを使った一枚。チーズ、アンチョビ、トマトとイタリアを代表する食材を詰め込んだピザです。トマトと一言に言っても、イタリア産トマトソースとドライトマトを使うことで、トマトのみずみずしさと、ドライトマトから溢れ出る凝縮された甘味を味わえるように設計されています。チーズはモッツァレラ、ブッラータ、パルミジャーノの3種を合わせた贅沢さ。
ドルチェは、リモンチェッロを染み込ませたスポンジを忍ばせたケーキ。レモンの風味が爽やかでペロリといけちゃます。
このコースに合わせたオリジナルのカクテルメニューもぜひご賞味あれ。ドラフトビールを使った「イタリアンパナシェ」、モスコミュールをアレンジした「シチリーミュール」、ベルガモットリキュールのイタリカスやプロセッコを合わせた「ベルガモスプリッツァー」など、食事との相性も抜群のカクテルです。
今後は季節に合わせた食材を使ったメニューも考えているとアレッサンドロシェフ。一人でももちろん、大人数でわいわい囲みたくなりました。ジャンクなイメージのピザとは一線を画す、職人が腕を振るう本場の絶品ピザをぜひ一度お試しください!