モダンなインド料理の世界がここに!「SPICE LAB TOKYO」の新メニューを堪能 | Numero TOKYO
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モダンなインド料理の世界がここに!「SPICE LAB TOKYO」の新メニューを堪能

2019年、銀座にオープンしたモダンインディアンキュイジーヌ、SPICE LAB TOKYO(スパイスラボトーキョー)が2024年8月より新メニューにリニューアル。以前訪れた際には、インド料理のイメージをガラッと変える繊細な料理の数々に驚きましたが、今回のリニューアルにより、スパイス使いをさらにパワーアップさせたコースが楽しめます。

こちらがシェフのテジャス・ソヴァニさん。インドの5つ星ホテル「The Oberoi」にて副総料理長兼モダンインドレストランのレストラン料理長を務め、コペンハーゲンの「noma」での研修経験もお持ちの気鋭シェフです。

この日は全9品からなるディナーコースをいただきました。

一品目のアミューズからこんなにスタイリッシュです。球体の器の中には、マンゴーとスパイスを使ったインドのスナック、チャートが入っていました。一口で食べると酸味のあるジュレが口一杯に広がります。

とうもろこしや、カンドヴィというひよこ豆を使ったパスタのようなものが入ったお皿に、テーブルでバターミルクのスープが注がれました。いろいろなスパイスの味わいが重なり、とてもおいしい。

続いて、クッションのようなお皿に盛られたのは5種のアペタイザー。テーブルには食べる順序を印したガイドがあったので、その通りに食べてみました。スパイシーに揚げたベビーコーンやチキンティッカの「サモサ」、インドの蒸しパン「ドクラ」など、インドで親しまれている代表的なストリートフードが大集合です。

ズワイガニのドーサと海老のギーロースト。ドーサの中にはふんわりしたズワイガニの身が隠れています。海老はエゴマの葉やキャビアを添えて。甲殻類特有の香りが苦手なんですが、これはスパイスのせいか気にならずにいただけました。

今回一番気に入ったメニューがこちら、白身魚のソテーとマチャジョール。マチャジョールは魚の汁を意味するそう。この日の魚はハタを使い、スパイスの効いた味わい深いソースとマッチ。プーリーと一緒にいただきます。

ここで、さっぱりとしたお口直し代わりのインド風サラダ。ココナッツのソルベがひんやりと爽快です。

タンドール窯で焼いたサーロイン。とろけるような口溶けですが、もたれないので不思議です。火入れ具合もバッチリ。

ダルカレーとナンが! このカレーものすごく深みのある洗練された味わいで絶品。

お待ちかねのビリヤニです。テーブルで蓋を開けてもらった瞬間は、おいしそうに炊き上がったバスマティライスに声が上がること間違いなし。ビリヤニは別腹ですね。

ペアリングはインドのワインからすっきりとした日本酒まで! スパイスの存在感を引き立てる合わせ方が絶妙でした。

シェフのテジャスさんによると、今回の新メニューでこだわったのは、日本の食材の取り入れ方。とうもろこしやオクラなど季節の野菜も散りばめられ、日本食材とインド料理のエッセンスの融合がお見事でした。ぜひ、まだ味わったことのない方に、スパイスとモダンインディアンキュイジーヌの新しい世界を体験していただきたいです! 暑い夏こそエネルギーをもらえますよ。

SPICE LAB TOKYO
住所/東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 10F
TEL/03-6274-6821
営業時間/ランチ 11:30〜15:00(L.O.13:30) ディナー17:30〜22:30(L.O.20:30)
定休日/月(月曜が祝日の場合は営業、翌火曜休)

ランチメニュー
ショートランチコース(4品 ¥4,000)
※平日限定(火〜金)
シグネチャーランチコース(5品 ¥6,500)
シェフズランチコース(7品 ¥9,000)
※それぞれベジタリアンコースを同額で用意 (シェフズランチコースを除く)
※別途10%サービス料

ディナーメニュー
シグネチャーコース(8品 ¥13,000)
シグネチャーコース(ベジタリアン8品 ¥12,000)
シェフズコース(9品 ¥16,000)
シェフズコース(ベジタリアン 9品 ¥14,000)

URL/spicelabtokyo.com/
Instagram/@spicelabtokyo
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Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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