「Zentis Osaka」で期間限定の宿泊プラン「Sustainable Stay」を体験
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「Zentis Osaka」で期間限定の宿泊プラン「Sustainable Stay」を体験

大阪・堂島浜に位置するホテル「Zentis Osaka」にて、5月末まで提供されていた宿泊プラン「Sustainable Stay」を体験してきました。株式会社パレスホテルのサステナビリティコンセプトにもとづき、ホテルに滞在しながらウェルビーイングな時間を過ごし、普段の生活を見つめ直すきっかけとなるように、との想いが込められています。

2年前に宿泊し、大阪旅の拠点として快適に過ごした思い出のあるZentis Osaka。今回、「Sustainable Stay」のプランを体験しに再訪しました。

お部屋は25平米の「Studio」にステイ。数字で見るとコンパクトに思えますが、空間の使い方に工夫がなされているため広く感じ、居心地良く過ごせます。

このプランだけの特典の一つとして、オリジナル木製ルームキーが渡されます。パレスホテル東京とのダブルネームが刻印されており、裏のQRコードを読み取ると、ホテル近郊で楽しめるアクティビティの案内にアクセスできます。サステナビリティを考慮して、紙のパンフレットではなくデジタルで、というのがポイントです。

そして、アメニティは俳優の井浦新さんがご夫婦で立ち上げたブランドKruhiの石けんシャンプーとトリートメント、マルチバームがセットに。

自然由来成分100%のケミカルフリーで、家庭から流す排水の環境負荷ゼロを目指し、生分解性の高い自然に循環するプロダクトを展開しています。容器にはリサイクル効率の良いアルミ素材を使用、原料はすべてトレーサビリティを重視するなど、人にも環境にもやさしい取り組みが評価されています。

石けんシャンプーの方は、水を使わずパッションフルーツ蒸留水を使用することで、従来の石けんシャンプー特有のキシミを極限にまで抑えているそう。トリートメントは、キューティクルが開いた状態の毛髪に潤いと適度な油分を与えるよう作られていて、環境にも髪にもうれしい。

植物エキスを用いた赤と緑のマルチバームは、天然精油9種をブレンドし、顔、髪、全身の保湿に使うことができます。

さらに! ホテル滞在中にこれらのアメニティを使えるのはもちろん、自宅に持ち帰ることができるのです。シャンプーのポンプを入れる袋やボトルの蓋を閉めるキャップも用意されていて、至れり尽くせり。Kruhiの巾着袋もセットになっています。

また、竹製の歯ブラシや歯磨きペーパー、持ち手が竹でできたカミソリ、コームなど、プラスチックフリーのアイテムを揃えています。

ウェルカムドリンクには、国産果実を100%使った、砂糖、水、香料、保存料不使用の「VEGETARE」のジュースセットが! フルーツそのものの味をダイレクトに味わえるジュースで、とっても美味でした。

お部屋にはグルテンフリーの米粉クッキーもあり、おいしいおやつタイムを満喫。

アメニティだけでも豪華なのですが、このプランにはサステナビリティを意識した特別なディナーコースも含まれています。2階のレストラン「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」にて、いただきました。

一品目は、パテアンクルート。お肉が硬いとされ流通しない経産牛を飼育し直し、さまざまな部位をミンチにしてパテに。インゲン豆やタラの芽、コシアブラなど春の山菜と一緒にいただきます。旨味が凝縮したお肉と、フレッシュな野菜とのコンビネーションが軽やかです。

二品目は、海老の殻や魚の骨、端材などを活かしたブイヤベース。白身魚はふっくらとしたスジアラです。魚介の旨味が溶け出したスープが味わい深くホッとします。ソテーしたアボカド、マイクロニンジン、オクラ、イカなどを添えて。

デザートは、思わず頬が緩む愛らしさ! さちのかと淡雪の2種のいちご、柑橘のタルトや紅茶ムースのケーキなどが盛り合わせられたシグニチャープレートです。

限りある食材と命を最大限においしくいただくには? メニューにはそんな工夫が随所になされていました。

食事の後は、隣接するバーで特別カクテルも2杯オーダーできます。日頃から材料を無駄なく使うことを意識しているというこちらのバー。リモーネハイボールは、リキュールに漬けたレモンの皮を使い、爽やかな柑橘感と苦味が味わえます。他にも、抽出した後のコーヒーの粉を使ったエスプレッソマティーニも選べます。

一泊のステイを通して、日々の自分の行動を考え直すきっかけにもなりました。ホテルステイといえば贅沢な体験ですが、学びも多く有意義な経験ができるはずです。

Zentis Osaka
住所/大阪市北区堂島浜1丁目4番26号
TEL/06-4796-0111
URL/zentishotels.com/ja/osaka/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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