モダンなインド料理の世界へといざなう「SPICE LAB TOKYO」 | Numero TOKYO
Life / Editor's Post

モダンなインド料理の世界へといざなう「SPICE LAB TOKYO」

2019年11月、銀座にオープンした「SPICE LAB TOKYO」は、新感覚のスパイス料理が楽しめる新モダンインディアンキュイジーヌレストラン。かねてから噂は聞いていたのですが、この度やっと訪問できました。

お店の入り口にはたくさんの種類のスパイスが!

全部で11皿からなるインクレディブルスパイス(¥15,800)のコースをいただきました。

一品ずつユニークな名前がつけられているのが楽しい。左は寺院「捧げもの」というメニューで、寺院でお祈りを捧げるときに供えられるパンチャームリタをゼリーにしたもの。

右は旬の野菜をふんだんに使ったサラダ仕立ての一皿。ひよこ豆を使ったドクラというスポンジのような生地が面白かったです。ソースもユニークで、タマリンドや、ミントとコリアンダーを合わせたチャツネのスパイスの香りがアクセントに。

インド料理でおなじみのサモサは、中にクリーミーなマッシュポテトが。ハリッサを使ったチーズのソースでいただきます。

右は、低温でじっくり火を入れた桜鱒に、コリアンダーシードやセサミ、ピンクペッパーなどのスパイスをたっぷり。スパイスの食感が豊か! ホタルイカとトマトのタルタルと一緒に。

竹の筒で蒸し上げた旬の筍。シャクティマサラという生姜やグリーンペッパー、ポピーシードなどを合わせたソースがまたおいしかったです。

甘鯛の松笠焼きに、ココナッツが香るカレーのようなソースを合わせて。

タンドールで火を入れたマトンは、しっとり食感。スパイスをたっぷり使っているので特有のマトン臭さもありません。結構お腹いっぱいですが、キーマソースが食欲をそそります。

シラスやハマグリを使ったビリヤニ。お米が一粒一粒立っているのが特徴です。これがお腹いっぱいでも食べられるのが不思議!

デザートは、マスカルポーネのアイスクリームにタピオカのパヤッサム(牛乳で甘く煮たスイーツ)。

スパイスといえばカレーを思い浮かべますが、もっと繊細で奥深いインド料理の世界を覗いたような気分になりました。日本の食材とインド料理のスパイス使いや調理法が融合した、まったく新しいモダン料理です!

そして、レストラン1階上の11階には、バー「THE GREY ROOM」も! ランチは「SPICE LAB TOKYO」のビリヤニを楽しめるほか、アフタヌーンティーも提供も。銀座の街を眺められるテラス席もありますよ!

シックな雰囲気の店内は、まさに大人の隠れ家! スパイスを使ったカクテルもおすすめです。

SPICE LAB TOKYO & THE GREY ROOM
住所/東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS
10F SPICE LAB TOKYO
TEL/03-6274-6821

11F THE GREY ROOM
TEL/03-6274-6023

営業時間(通常時)
SPICE LAB TOKYO/ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)
ディナー 17:30~22:30(L.O.21:00)
THE GREY ROOM/火~土11:30~24:00(アフタヌーンティーL.O.16:00、一部バーフードL.O.21:00、ドリンクL.O.23:00)
日・祝11:30~23:00(アフタヌーンティーL.O.16:00、一部バーフードL.O.21:00、ドリンクL.O.22:00)

※2店舗とも月休み(月が祝日の場合は営業し、火休み)

spicelabtokyo.com/
thegreyroomtokyo.com/

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する