映えるだけじゃない! 旬の食材と極上スイーツの共演「W大阪」のいちごアフタヌーンティー | Numero TOKYO
Life / Editor's Post

映えるだけじゃない! 旬の食材と極上スイーツの共演「W大阪」のいちごアフタヌーンティー

2022年3月に開業1周年を迎えたラグジュアリー・ライフスタイルホテルの「W大阪」。念願叶って、やっと訪ねることができました! 楽しみにしていたのはスタイリッシュと噂のアフタヌーンティー。

4月からは人気のいちごアフタヌーンティーが春バージョンに衣替え。ホテル3階のソーシャルハブ「LIVING ROOM(リビングルーム)」で提供しています。

カラフルなソファと道頓堀のネオンサインをイメージした照明が並んだ、プレイフルな空間。
カラフルなソファと道頓堀のネオンサインをイメージした照明が並んだ、プレイフルな空間。

AMIAYA
AMIAYA

今回のアフタヌーンティーは、W大阪のファッションアンバサダーであるAMIAYAが纏う色鮮やかなファッションにインスパイアされたもの。通りでフォトジェニックなわけです。

写真は2名分

W大阪のビルを約300分の1スケールで再現したという専用のスタンドに入って登場!! 蓋を開けると階段のように段差がついたボックスに美しく陳列されています。

ウェルカムドリンクは、一番上の写真にあるストライプのストローがポップな、いちごシロップを加えたレモネード。レモンといちごの甘酸っぱさが爽やかな一杯です。

リンクメニューは紅茶からコーヒーまでさまざまな種類を用意。W大阪 オリジナルブレンドのティーをオーダーしたところ、コーヒー器具のようなティードリッパーでサーブされました。初めて見ましたが、おしゃれ!

「燻製香る新じゃがいものポタージュとクレソン」
「燻製香る新じゃがいものポタージュとクレソン」

まずは、セイボリーから一つずつ紹介します。
グラスに入ったのは、クレソンのピューレがかかったじゃがいもの冷製ポタージュ。スモーク風味に仕上げており、中にはトマトゼリーを忍ばせているなど手が込んでいます。

(左)「苺とフォアグラのタルトタタン風」(右)「空豆のチュロスとパルマ産プロシュート」
(左)「苺とフォアグラのタルトタタン風」(右)「空豆のチュロスとパルマ産プロシュート」

一見スイーツに見紛いますが、そんな仕掛けも遊び心たっぷり。左はフォアグラのムースの上に、煮詰めたいちごを合わせたタルトタタン風。上には塩のきいたいちごのシャンティクリームが。フォアグラのこってりした風味にいちごの酸味が相性抜群! 隣は空豆のチュロスを生ハムで巻いたもの。揚げ物とプロシュートの塩気がたまりません。シャンパンにも合いそうです。

「桜海老と春キャベツのキッシュ」
「桜海老と春キャベツのキッシュ」

桜海老のパウダーが花畑のようなキッシュです。中には春キャベツやふきのとうを使い、旬の味覚が満載! 桜海老の香ばしさ×ふきのとうの苦みが、春を感じる一品。

「新玉葱のブリュレとシェーブルチーズ」
「新玉葱のブリュレとシェーブルチーズ」

一番のお気に入りセイボリーがこちらです。新玉葱を3時間じっくりと蒸し焼きにし、ピューレ状にしたものをブリュレ仕立てに。野菜の旨味と甘みが凝縮しているような味わい! そこに、シェーブルチーズのムースをアクセントに。旬の素材の味をしっかり引き立てながらも、W大阪ならではのツイストがきいたセイボリーの数々です。

「パッションフルーツと苺のコーン」
「パッションフルーツと苺のコーン」

続いて、お待ちかねのスイーツ。可愛い形のコーンの中には、パッションフルーツのクリームといちごのクリームが入っています。パッションフルーツは目の覚めるような酸味がガツンと! 甘いスイーツの合間に食べるのをおすすめします。

「フレーズデボワと苺のチーズケーキ」
「フレーズデボワと苺のチーズケーキ」

花びらがデコレートされたこちらの美しいケーキは、野いちごのジュレやムースを重ねたチーズケーキ。野いちごの甘酸っぱさとまろやかなチーズのハーモニーがおいしい。

「オレンジと苺のオペラ」
「オレンジと苺のオペラ」

オレンジが香る爽やかなオペラ。スポンジ生地とクリームを丁寧に重ね、さらに縦にしたという精緻さ! 目で見て楽しめるのもポイントです。

「3種のベリーのショコラムース」
「3種のベリーのショコラムース」

ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーの3種類を使い、チョコレートムースと合わせた菱形ケーキ。ここで少し濃厚なチョコレートを挟むことでまた緩急が生まれて、最後まで飽きずに味わえます。

ピスタチオとラズベリーのケーキ
ピスタチオとラズベリーのケーキ

リング状になった可愛いピスタチオのフィナンシェに、クリームやラズベリーをトッピング。金箔が華やかです。

「ココナッツパンナコッタ 苺とライチのジュレ」
「ココナッツパンナコッタ 苺とライチのジュレ」

ココナッツ風味のパンナコッタの上には、ベリーのソースやライチのジュレ。これから迎える夏を予感させる、涼しげなデザートです。生菓子に焼き菓子、グラススイーツとさまざまな種類を味わえて、そのバランスもベストで大満足!

スコーン2種(バニラと苺、ホワイトチョコレートとラズベリー)
スコーン2種(バニラと苺、ホワイトチョコレートとラズベリー)

忘れてはいけないスコーンは2種類。一般的なアフタヌーンティーにはジャムが付いてきますが、ここではスコーンの上にグレーズをかけた状態で提案。卵は使わずに生クリームとバターで仕上げる、しっとりとしたスコーンです。パサパサ感とは無縁の、でも軽やかな食感。

最後にフレッシュないちごとフリーズドライのいちごをいただきました! この日は、大きな紅ほっぺと、栃木の夏いちごをフリーズドライにしたもの。なんとヘタまで食べられちゃいます。食感の違いも味わえます。

(左)レコードの円盤が描かれたグラス

(右)オリジナルのお皿や大阪の街並みが描かれたコーヒーカップなど、一つ一つが楽しい

まず見た目で心を掴み、食べてもその味わいにハッとさせられるハイクオリティなアフタヌーンティー。スタンドに入って登場するときから一品ずつ食べる瞬間まで、期待感やサプライズがあってとてもエンタメ度の高い内容でした。伝統的なアフタヌーンティーをここまで遊び心たっぷりにモダンに仕上げられるのも、W大阪のスピリットが表現されているからこそ。5月末までの期間中に、いちごのアフタヌーンティーをぜひ体験してみてください。私もリピートしたいです!

開放的なテラス席もあるので、これからのシーズンにおすすめです!
開放的なテラス席もあるので、これからのシーズンにおすすめです!

ICHIGO AFTERNOON TEA – Dressed up for Spring

期間/2022年4月1日(金)~5月31日(火)

場所/LIVING ROOM(3階)

時間/11:30~、14:00~、16:30~(フリーフロー90分制)

料金/一名¥7,500(税・サービス料15%込)

※要予約
TEL/06-6484-5812(レストラン予約)

オンライン予約

 

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する