青山の隠れ家に「虎へび珈琲」の期間限定カフェがオープン! | Numero TOKYO
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青山の隠れ家に「虎へび珈琲」の期間限定カフェがオープン!

ここは、青山の骨董通りを一本入った隠れ家空間。新潟を拠点に活動しているコーヒー⾖ブランド「⻁へび珈琲」が、2021年4月14日(水)まで期間限定のカフェ「珈琲・トラヘビ カフェ・ヴェロニク」をオープンしています。

一階にはパリ発ショコラティエ「ジャン-シャルル・ロシュー」があり、その脇の階段を降りると「カフェ・ヴェロニク」の秘密空間が広がります。青山にこんな場所があったなんて! 大きな窓から光が降り注いで、地下だけれど開放感がありムードたっぷりです。

ここでいただけるのは、なんと科学者でもあり焙煎士でもある(!)今井惇⼈さんが手がける「⻁へび珈琲」のコーヒーです。それも、期間中は今井さんご本人が淹れてくださるという贅沢なおもてなし。「⻁へび珈琲」は、Coffee & Scienceをテーマに独⾃の科学製法と焙煎技術によりコーヒー豆を焙煎しており、そのコーヒーは誰が淹れても美味しい!という魔法のような味なのだとか。

早速今井さんがコーヒーを淹れてくださいました。いただくのは、エイジドブレンド(¥1,540)。通常なら5年ほど熟成させるところ、今井さんの特殊な技術で1ヶ月の熟成で済むそう。みるみるうちにこんもりと膨れ上がる見事な泡…。コーヒー豆の新鮮さを物語っています。

「ジャン-シャルル・ロシュー」のチョコレートもいただけるのがうれしい。
「ジャン-シャルル・ロシュー」のチョコレートもいただけるのがうれしい。

早速コーヒーを飲んでみると、混じり気のないクリアな味わい。嫌な苦味もなく、スッキリした後味で初めて体験するコーヒー。今井さんによると、コーヒーが美味しくなくなるのは、この雑味成分(=タンニン)が原因だそう。それを特殊な技術で最初から取り除くことで、誰が淹れても美味しいコーヒーが実現。科学的なアプローチでこんなに純度の高いコーヒーが出来上がるとは、まさに目からウロコ!

カフェモカ ¥1,650
カフェモカ ¥1,650

こちらは、「ジャン-シャルル・ロシュー」のチョコレートを専用の機械でスライスし、たっぷりのせたカフェモカ。コーヒーの苦味とチョコレートの甘さのハーモニーが最高です。甘党のかたはぜひ。

また、コーヒーだけでなくデザートも見逃せない!同じく骨董通りのパンケーキ店「APOC」の大川雅子さんが監修したパンナコッタやプリンが食べられるのです。どちらも新潟産のビーツを使ったビーツコーヒーを使ったもの。プリンは珈琲のほんのりした苦味にカラメルソースがマッチした、固めの食感。ピンク色がきれいなパンナコッタは、滑らかな口どけでミルキーな味わいです。ちなみに器は人気陶芸家、伊藤環さんの作品です。

ちなみに「虎へび珈琲」のオンラインショップがオープンし、コーヒー豆も購入できるようになりました。自宅で失敗のないコーヒーが楽しめます。

知る人ぞ知る期間限定の隠れ家カフェで、全く新しいコーヒー体験をどうぞ!

珈琲・トラヘビ カフェ・ヴェロニク
期間/2021年3月31日(水)〜4月14日(水)
住所/東京都港区南青山5-12-3 B1F
営業時間/11:00〜19:00
URL/www.torahebi.jp/
Instagram/@torahebi

Profile

新藤友紀子Yukiko Shinto ウェブ・エディター。女性ファッション誌のウェブ編集などを経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッションをはじめ、カルチャーやライフスタイルなど興味の赴くまま取材。Numero.jpでは連載「パン野ゆりのぶらりパン歩き」「パントビスコの不都合研究所」やスイーツの記事などを中心に担当している。最近は韓国ドラマやK-POPに目覚め、失われた青春を取り戻すかのように沼り中。

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