Culture / Editor's Post
インスタグラムな彼女
ここがどこか錯覚する、東京。
@parkhyatttokyo
「どこの国にいるのか一見分からない」異国感。ルーツを聞くと、幼少期を北アフリカのアルジェリアという国で過ごし、モロッコやチュニジアなど北アフリカの国々を見たり、ヨーロッパへよく遊びに行っていたのだとか。
個人的にはうちださんが撮る、花のある風景が好きです。
カメラを持って日常を切り取りはじめたのは、2012年からなのだとか。インスタグラムのフィードをたどると、2015年夏に訪れたというスウェーデンの写真も。「ゴットランド島(魔女の宅急便の舞台とされている)は、もう絵本の中に入り込んだような不思議な島でご飯も美味しくて、いろんな意味で満たされる印象的な場所でした」。 彼女が見たスウェーデンが気になったみなさま、ゴットランド島への入り口はこちらです。
今後行ってみたい場所を尋ねると、トスカーナ地方や南イタリアなど眩しい太陽を感じられるイタリアに行って写真を撮りたいのだそう。うちださんの目に写る「キラキラ光るイタリア」を楽しみにしています。
トミーヒルフィガー主催のアート企画にも、ニューヨークと東京のいまを体現するインスタグラマーとして選出されています。表参道店で開催している(2016年6月24日(金)まで)デジタル フォト エキシビション「VISIONS FROM THE STREET」にて、彼女の作品を見ることもできます。こちらは@東京なので、ロングバケーションがまだまだ先で途方に暮れている方も、ふらり休日に足を運んでみてはいかがでしょうか。
インスタグラムな彼女
#01 @chiaoking
instagram chiaoking
「どこか遠くに飛び立ってキレイな景色を眺めたい」。そう思っても、休みがとれるのはずっと先。途方に暮れそうになったとき、いま私たちには iPhone があります。本の中で異国の地を放浪したり、漫画を読んで時空を超えたり、映画を見て宇宙旅行をしてきたそれみたいに、私にとってインスタグラムが「旅」するツールになりつつある。誰かの目で見た世界は自分が行って見た現実とはもちろん違うけど、ときには安らぎを与えてくれ、ときには想像力を掻き立てる。
自己表現、アウトプットという使い方じゃない側面からこっそりインスタグラムを楽しむ方法は、“インスタグラムな彼女”の目線を体験することかもしれません。たとえば写真家 @chiaoking こと、うちだなおこさんの目線。 きらめく水と光の世界。
@chiaoking
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@chiaoking
@chiaoking
「VISIONS FROM THE STREET」の詳細はこちら
うちだ なおこ (Naoko Uchida) 写真家。2012年からフォトグラファーとして活動をスタート。旅をしながらその土地の暖かさや色をフィルムカメラで切り取る。 Instagram/@chiaokingProfile
新村有希子(Yukiko Shinmura)ウェブ・エディター、エディター。服飾専門学校卒業後、キッズファッションのスタイル提案とビジュアル製作に携わり、2012年より女性誌へ。「Numero TOKYO」公式ウェブサイトにて服や人、本や映画を切り口にした東京カルチャーのトレンドを配信中。古着屋巡りに夢中。