IHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリーホテルを巡る旅〈バンコク編・前半〉 | Numero TOKYO
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IHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリーホテルを巡る旅〈バンコク編・前半〉

IHGホテルズ&リゾーツは、世界100以上の国々に19ブランド、約6,500軒以上のホテルを展開。多彩なホテルブランドを擁し、象徴的なラグジュアリー&ライフスタイルブランドも様々なローケーションでゲストを迎えてくれる。今回、活気あふれるバンコクの街中と、静かなアイランドリゾート・ヤオノイ島でのラグジュアリーステイを通じて、IHGのポートフォリオの幅広さを体感したNumero TOKYO ファッションディレクター岸本佳子が、3回の連載でレポートをお届け。

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Travel Like You Mean It(旅をもっとあなたらしく)

世界100以上の国々に19ブランド、約6,500軒以上のホテルを展開するIHGホテルズ&リゾーツ。インターコンチネンタル、キンプトン、シックスセンシズ、ホテルインディゴ、ホリデイ・イン、ホリデイ・イン エクスプレス、voco、クラウンプラザ、etc……象徴的なブランドが多彩なローケーションでゲストを迎えてくれます。

さぁ、タイへ出発!「IHGを知る旅に Let’s Go ✈️」

スワンナプーム国際空港に到着し、リムジンでホテルに直行。予想通り夕方のトラフィック渋滞に巻き込まれ「バンコクに来たなぁ〜」と、しみじみ実感。そう、この熱気を期待していました。

個性豊かなキンプトン ホテルズ&レストランツ

今回の旅で最初に訪れたホテルは、タイ・バンコクのカリスマ的ラグジュアリーホテル「キンプトン マーライ バンコク」です。そう皆さんご存知、2020年に日本にもオープンした、連日スタイリッシュなゲストで賑わうキンプトン新宿東京と同じ系列。

アメリカで誕生したキンプトン ホテルズ&レストランツは各ホテルがとてもユニーク。ゲストもスタッフも個性を大切にし、ハートフルなつながりが感じられるライフスタイルホテル。行き届いたサービスやアメニティ、独創的なイベント、遊び心に溢れたデザインなど、とにかく記憶に残る体験を提供してくれるのが魅力。

ホテルはのんびりとしたムードを醸し出しています。滞在中、ゲストたちが集まりやすい1Fのロビーには、心地のいいソファーやテーブルが広々と贅沢に配置されていて、まるで自宅のリビングにいる気分でリラックスできる空間設計。洗練された都会感と伝統的なスタイルとの対照的バランスが、現代人にとっては心地いいのではないかと思います。

さまざまなアートに触れることができるロビーエリア
さまざまなアートに触れることができるロビーエリア

館内は至る所にゆっくりできる場所があるのですが、私は特にガーデンにあるラウンジが気に入りました。ここで何もしないで飲む、キンキンに冷えたビールとか……考えただけでワクワクしませんか。

皆さん! 私が宿泊したお部屋「Maa-Lai Suite」がパーフェクトすぎましたよ。ここに永遠に暮らしたいくらい気に入りました。

十分すぎるくらい広々とした贅沢なベットルームはもちろんですが、バスルームのデザイン性&快適さには感動レベルです。もはやリラックスできるリビングルームの仕様です。大容量の理想的なクローゼット、壁全面のミラー、スタイリッシュなベンチソファは昼寝ができるほど何時間でも座っていらそう……。特大のバスタブにレインシャワーのシャワースペース、すべてが最新スペックの現代的な客室です。

 

数日間の滞在をするにあたり、日々のルーティンを欠かすことなくスムーズに取り入れることができるかどうかはホテル選びに大切なこと。例えば私にとって、ジムの存在と使いやすさは気になるポイントで、もちろん「キンプトン マーライ バンコク」のフィットネス環境はトップレベルでした。さらには、タイならではのワクワクするプログラムがありました……なんと……!

旅には必ずトレーニングウェアは持っていきましょう。
旅には必ずトレーニングウェアは持っていきましょう。

それは、ムエタイ!! なんにでも興味津々な私は、即レッスンを予約。(この後、これを機にムエタイにハマってしまうとは……w)

午前中に60分ほど、健康的に身体を動かした後は、ジムと同じフロアにあるプールでしばしくつろぎタイム。わたし的には「キンプトン マーライ バンコク」の1番のセールスポイントは、プールではないかと言っても過言ではない程に素晴らしかったです。

クワイエットラグジュアリーな開放的広さと、ビルの間から吹く気持ちいい風がバンコクの気候と絶妙にマッチし、リラックス効果がハンパなかったです。いま、旅のトレンドであろう「都会にいてデジタルデトックスができる」安息の場であることを体感しました。

またホテルステイでのお楽しみといえば SPA ですよね。「amaranth spa」ではスピリチュアルなタイマッサージのメニューなど、さまざまな種類のコースが用意されています。セラピストに相談し、その時の体調と気分にあったマッサージをチョイスしてみてください。毎日10:00am〜10:00pmまで空いているのも助かりますね。

ということで私は、バンコクに到着した日の夜に早速、施術を受けました。フライトで気圧疲れていたので、少し強めが魅力のタイ古式マッサージで身体を整えていただくことに。60分のコースが終わると、老廃物がしっかり流れた感を実感することができました。(タイ古式マッサージ最強説)

 

マッサージを受けた後、めずらしく寄り道もせず(1Fにあるバーなどw)お部屋に戻ると、キレイにベッドメイキングされていて、おかげさまで質の良い快適な眠りにつくことができました。

翌朝……1日のスタートに肝心な朝食。アジアン、アラビック、イングリッシュ、コンチネンタルなど、グローバル対応ばっちりで迎えてくれます。土地柄、日本ではめずらしいトロピカルなフレッシュフルーツや、それを使ったフレッシュスムージーなど、美味しくてヘルシーなメニューもバリエーション豊かに用意されていました。

ちなみ私は、旅先の朝食は「オムレツ」と「お粥」が定番。午前中はジムに行きたい為、シンプルなメニューを好んで食べることが多いです。

オシャレなレストラン。「キンプトン マーライ バンコク」のセンスの良さが止まらない。なんとなくイメージが、アーティストが集うブルックリンのムード。

 

キンプトンといえば「ペットと過ごせるライフスタイルホテル」として有名ですよね。東京では私もよく「キンプトン新宿東京」のレストランへ愛犬と一緒に訪れます。ここ「キンプトン マーライ バンコク」も、大型から小型までもさまざまな動物たちが館内でくつろいでいます。

 

飼い主のマナーは大切。ルールは守りましょう
飼い主のマナーは大切。ルールは守りましょう

1泊2日でしたが、心に残る貴重な宿泊を体験しました。最高のお部屋とユニークな時間を求め、また次のバンコク旅も「キンプトン マーライ バンコク」に宿泊したい気持ちです。コップンカー🙏

部屋からの素晴らしい景色。晴れの日も雨の日も両方好き
部屋からの素晴らしい景色。晴れの日も雨の日も両方好き

Kimpton Maa-lai Bangkok
住所/78 Soi Ton Son, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok, Thailand 10330
TEL/+66 (0)2-0569999
URL/www.kimptonmaalaibangkok.com/ja/

コンテンポラリーな滞在を演出する、ヴィニェット コレクション

2021年8月に発表されたコンテンポラリーなデザインホテル「ヴィニェットコレクション」は、IHG初のコレクションブランドで、思い出に残るデスティネーションにて唯一無二の滞在を提供する独立系ホテルのポートフォリオ。

今回、私たちが2日目のランチで訪れた「シンドーン ミッドタウン ホテル バンコク ヴィニェット コレクション、IHGホテル」は、BTSスカイトレインの駅が徒歩5分内にあり、どこへ行くにもアクセス抜群という便利な立地に誕生したホテル。

実は「シンドーン ミッドタウン ホテル バンコク ヴィニェット コレクション、IHGホテル」での、我々の最大のお目当ては、2Fにある超人気のタイ料理レストラン「Bangkok’78」での食事! ここには「トップシェフタイランド2023」のトップ10に入るシェフが在籍していて、新鮮な食材を使った本格的なタイ定番料理をクリエイティブなフュージョンスタイルで提供してくれる、フーディの間でも話題のレストラン。

スタイリッシュな店内に感動しました!
スタイリッシュな店内に感動しました!

店内のスタイリッシュさにもすごく感動しました。テーブルセッティング〜壁紙まで、すべてのデザインからインスピレーションを受けました。もう思わず写真を撮りまくりです。(*取材のため撮影許可はいただいております)

お料理は期待通りの絶品ばかり! 火鍋を使った海鮮茶碗蒸し「カイ トゥン タラエ ムー サブ モー ファイ」に、フュージョン仕上げの「トムヤムクン」など、プレゼンテーションにもこだわったシェフの作品、素晴らしかったです。

私の大好物のパッタイは、今まで食べたパッタイの中で一番美味しかったです。バンコクに行かれる方、ぜひとも「Bangkok’78」をオススメしたいです。かなりの人気店のため、旅行が決まったらすぐに予約するほうが確実。というか、ホテルに泊まるのが最善策です。

タイで有名なトップシェフと記念撮影。お料理すべて美味しかったです😋
タイで有名なトップシェフと記念撮影。お料理すべて美味しかったです😋

ヴィニェット コレクションでは、「思い出に残るリチュアル」と題して、お客様の期待感をふくらませたり、お客様間のつながりを構築する独自の魅力的なリチュアルを提供しています。「シンドーン ミッドタウン ホテルバンコク ヴィニェット コレクション、IHGホテル」でも、滞在中のお子様向けに、「ポプシクル緊急電話」と称して、毎日6:0018:00までの間、2Fのレストラン前に設置されている電話の受話器をあげると、どこからともなくスタッフが現れ、宿泊中のお子様には無料でカラフルなアイスキャンディをプレゼントしてくれます。

制服もすごくスタイリッシュ!
制服もすごくスタイリッシュ!

ホテル1Fロビーに隣接する「The Black Cat」はバンコクでとても有名なバー。ゲストだけではなく、地元のビジネスパーソンも仕事帰りにふらりと立ち寄る、バンコクのトレンドスポット。猫モチーフの作品が印象的な、アーティスティックな空間は、猫好きにとってまさに夢の世界です。

なんと「The Black Cat」でも滞在中の大人向けに「思い出に残るリチュアル」をお届しています。。毎日17:00〜18:00までラオカオのショット(タイのお米で作られた蒸留酒)1杯と酢漬けフル ーツの盛り合わせが提供されるみたいです。

天井高の贅沢で開放的な空間で、ぜひラオカオやウイスキーをご堪能下さい。

猫のポージングらしい。
猫のポージングらしい。

そしてルーフトップにはスタイリッシュなレストラン&バー「ANJU」があります。本格的でエキサイティングな「モダン コリアン メニュー 」と、K-popを聴きながら飲むビールは最高でしょうね。韓国人ゲストから愛されているのも納得です。

「ANJU」へのエレベーターもインスタ映えなスポット♡

 

Sindhorn Midtown Hotel Bangkok,Vignette Collection, an IHG Hotel
住所/68 Soi Langsuan Bangkok, Thailand 10330
TEL/+66-(0)2-7968888
URL/www.sindhornmidtown.com

バンコク編・前半、レポートの最後に……

さぁ、皆さん、いかがでしたでしょうか。私にとって約10年ぶりのバンコクだったのですが、街全体の雰囲気はかなりグローバル度が増したというのが第一印象。ですが、やはりバンコクらしい活気ある交通量や、カラフルな色使いのモノゴトが街中に溢れていて、それらが目に入ってくるだけでパワーチャージをさせてくれます。

そしてなによりも愛するべきは、昔から変わらないタイ人の心優しい国民性と笑顔です。大好きです。

バンコク編・後半に続く……

Profile

岸本佳子Yoshiko Kishimoto ファッション・ディレクター。ロンドン留学中に London College of Fashion にてファッションと写真を学ぶ。帰国後『Numero TOKYO』に創刊より参加。本誌にて「岸本佳子のモード24/7」やファッションストーリーを担当。ファッション編集者として活動するほか、フリーランスのスタイリストとして、雑誌・CM・広告、そしてセレブリティの衣装なども手がける。最近ではライフスタイルブランド『Foxyco』を設立。シャンパーニュと動物をこよなく愛する大阪人。 Instagram: @yoshico_kishimoto

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