usagi bon ごはん recipe.44 ホタテ貝とオクラのおひたし | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん recipe.44 ホタテ貝とオクラのおひたし

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。

ホタテ貝とオクラのおひたし

ホタテをエビや白身魚に変えたり、蒸し鶏にしても美味しくいただける簡単万能ゴマソースです。

【材料】5人前
オクラ 10個
ホタテ貝又は貝柱 5個
ゴマペースト 大さじ3
醤油 大さじ2
きび砂糖 大さじ1

【作り方】

1. オクラは塩で軽く揉み、熱湯で柔らかくなるまで煮る。

2. 1のヘタの部分を少し切り、食べやすい大きさに切る。

3. ホタテ貝は熱湯にくぐらせて、冷水にとり水気をしっかり取り、手でさく。

4. ゴマペースト、醤油、きび砂糖を入れてよく混ぜ合わせる。

5. 2のオクラ、3のホタテをお皿に盛り、4のゴマソースをかける。

横文字名前ですが、それがなにか?

国が変わると名前も変わることがある。初めてパリに住みだした30年ほど前、知り合った年上の日本人お二人とカフェで待ち合わせた。突然度肝を抜かれた最初の挨拶はこうだ。「ヘンリー、元気?」「パットは?」なんて普通に言っている。聞いて困惑と同時に吹き出してしまった。「そうよね、可笑しいわよね、貴方お若いから。我々フィフィティーズが青春だから、あだ名は、なんとなく外国人名なのよ!」だって……。タケルさんと、マスミさん、お元気だろうか?

日本でオクラはアメリカでもOkraと殆ど同じ。アフリカのマリではGombo、モーリシャスやレユニオン島ではLaloなどと呼び名が変わる。オリジナルはエジプトまで遡るらしい。西アフリカでは、トマトに次いで生産量が多い野菜でもある。

あの独特のネバネバに好き嫌いはあるけれど、味は淡白な茄子に近いということで色んな料理に使えるので受け入れられやすい要因でもあるようだ。パリでも簡単にマルシェで買える。

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Art Work & Text: Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction: Shintaro Imahira Edit: Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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