Food / Usagi Recipe

usagi bon ごはん vol.85 大豆とクレソンの胡麻サラダ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第85回は、大豆とクレソンの胡麻サラダ。

大豆とクレソンの胡麻サラダ

クレソンの他、ルッコラや三つ葉なども美味しいです。調味料は上品な醤油を使うと格別な味わいになります。余った胡麻ドレッシングは、肉料理や魚にも使えるので密封容器に入れて保存しておくと便利ですよ。

【材料】 2人分

茹で大豆 70g
クレソン1束

<万能胡麻ドレッシング>
醤油 50ml
酢 50ml
てんさい糖 20g
生姜 20g
胡麻 15g
長ネギ 少々

【作り方】
万能胡麻ドレッシングを作る。
1. 胡麻はフライパンで炒ってからすり鉢でする。
2. 生姜は皮ごとすりおろす。
3. 長ネギは粗みじん切りにする。
4. 残りの材料を全て混ぜ合わせる。

5. 大豆は水で戻し、指で挟んで潰せるくらい柔らかく煮る。
6. クレソンは食べやすい長さに切り分けておく。
7. お皿に茹でたての5を盛り、万能胡麻ドレッシングをかけて、クレソンをのせる。

万能と器用貧乏

万能って面白い。万の能力。このサラダのドレシングも確かに野菜でも肉や魚でも美味しくしてしまうんだから、そういう事なんだろう。

インドには身体は人間で顔がゾウのガネーシャという神様がいて、とても親しまれ人気者。何となくその姿は愛嬌あり可愛らしく、そして学問や芸術、金運、恋愛、成功、健康など、本当に万能の神と崇められている。万能と全能はまた違うのかも知れないけれど、連想ゲームみたいに思い浮かんだのは、全宇宙をも支配するギリシャ神話のゼウスだ。神の中でも最上級の全知全能の神と崇められて来た。

僕は、絵を描いたり、文章描いたり、スポーツも好きだし、音楽も好き、料理も。ただ残念ながら全知全能、万能とは程遠く、器用貧乏なだけかもと常日頃危惧しているところだ。

それでも、料理のやり方を「これかな?」とか、絵の具の乾く寸前で「ここかな?」っとやってみたり。理論でなく感覚でやってしまっている。そんなとき突然万能ソースが出来上がったりするのだ。ただそれはいつもちょっと変化球。シェフはもっとちゃんと考えて作るのだろうから、そこに差が出るのだ、きっと。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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