usagi bon ごはん recipe.47 豚ロースの梅醤油 | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん recipe.47 豚ロースの梅醤油

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第47回は、豚ロースの梅醤油。

梅醤油は作り置きができるので、煮物に和え物に焼物にと塩の代わりに使ってみてください! ほんのり梅の香りのする上品な味になります。 【材料】4人分 豚薄切り肉 300g 穂紫蘇 12本 梅干し 2個 精製していない砂糖 大さじ 1 醤油 大さじ1 オリーブオイル 少々 【作り方】 1. 梅醤油を作る。梅干しは裏ごし、砂糖、醤油を混ぜ合わせておく。 2. 薄切り豚肉の両面をフライパンで香ばしく焼く。 3. 2のフライパンにオリーブオイル少々を足して、穂紫蘇を入れて強火でさっと炒める。 4. お皿に2を盛り、1の梅醤油と3の穂紫蘇を添える。

ナイスカップリングで幸せ気分

果物は甘さと酸味がそれぞれ違いはあるにせよ独特のバランスでの味わい。加えてその色や形もなんとなく華やかでチャーミングな代物。梅はフルーツとして食べるというより、梅干そして梅酒がポピュラーだろうか。

グリーン色のレーヌ・クロードは大きめの丸型、紫っぽいクエッチュは小ぶりでちょっと横長のラグビーボールっぽい、びわっぽいオレンジ色のミラベルも、赤みを帯びたシシリアも丸め。フランスでは、甘酸っぱいこれらの実を生食で普通に食べるのは勿論、ジャムにもする。種類は世界中で400は存在しているらしい。

醗酵食が身体に良いと言われているが、梅干しにはクエン酸が豊富で、醗酵食同様に免疫力をあげる効果があるようだ。また、豚肉と果物酸味の相性はバッチリ。今見なくなったような気がするけれど、子供の頃洋食屋に行くと、ポークソテーにはパイナップルの輪切りが乗っていて、その見た目に惹かれて注文していた。酢豚にもそういえばパイナップルが。フルーツの甘味と酸味は豚さんと中々良い相性のようだ。今日のカップルは豚と梅に決定! この二人も仲睦まじく幸せに暮らして欲しい。

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Art Work & Text: Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction: Shintaro Imahira Edit: Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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