usagi bon ごはん vol.170 銀杏おかき | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.170 銀杏おかき

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第170回は、銀杏おかき。

銀杏おかき

七味、カレー粉など、お好みのスパイスを効かせたり梅干し茶漬けにしても美味しいです。

【材料】作りやすい分量
銀杏 120g
日本酒 90ml
水 90ml
太白胡麻油 少量
精製していない塩 少々

【作り方】
1. 銀杏の殻を割り、実を取り出しておく。
2. お湯を沸かし、転がしなら皮をとる。
3. 鍋に日本酒、水、塩と2の皮をむいた銀杏を入れ、膨らんでくるまで煮詰めていく。
4. 3をビニール袋に入れて、すりこぎなどで潰しながら練る。
5. 手に少し水分を付けて、ひとまとめにしてから棒状に伸ばしてから包丁で1cmくらいの幅に切る。
6. 5を太白胡麻油でカリッと焼き上げ、塩をふる。

アジアンビューティー別の顔

ギメ美術館。ここには日本も含め素晴らしいアジアン美術に出会う事が出来る。

日本美術のコレクションも11000点に及ぶという壮大さ。尾形光琳の屏風絵、土偶や毘沙門天等の木彫、北斎の浮世絵など、様々な名作を見る事ができるし、フランス人が日本アートにふれ、そして好んで貰えたのも、こうした素晴らしい美術館のお蔭だ。

パリ16区イエナ広場に面したこの美術館の前には、銀杏の大木があり、秋から冬にかけて紅葉そして、銀杏が舗道に落ち踏み潰される季節。

銀杏。居酒屋でも、小料理屋でも、料亭でも、出会える季節物。独特のホクッ、もっちりの食感がたまらない。

そしてusagiでももうひと工夫。こんな素敵な逸品な一品が出来上がり。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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