usagi bon ごはん vol.169 ジャガお焼き | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.169 ジャガお焼き

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第169回は、ジャガお焼き。

ジャガお焼き

里芋やさつまいもなど、芋類なら何でも美味しいです。包む餡も切り干し大根や、ひじき、きのこのソテーなどお好みでお楽しみください。

【材料】4人分
じゃがいも(皮を剥いた状態で) 400g
小麦粉 66g
豆乳 適量
いりゴマ 大さじ2
精製していない塩 少々
太白ごま油 少量
豚ひき肉(粗挽き) 100g
味噌 45g
松の実 25g(大根やごぼうなどの野菜でも代用可)
生姜のみじん切り 大さじ1

【作り方】
1. じゃがいもは皮を剥いて1cmの輪切りにして、鍋に塩をいれ柔らかめに茹でてザルで濾す。
2. 1に小麦粉、炒ったゴマを入れて混ぜ合わせ、豆乳で耳たぶくらいの柔らかさにする。
3. フライパンに豚ひき肉を炒めて、脂がでてきたら、生姜と松の実をいれ、香りが出てきたら味噌を入れ炒める。
4. 手に油を付けて、1に3を包み、フライパンで焼く。

ホクホクしっとりジワ~

普通のお焼きは、小麦粉や蕎麦粉を使ったダンプリング。中国で元々ずっと作られて来た肉まんや、胡麻団子、小籠包。それがイタリアまで伝わって、パスタや、ラビオリに広がりすっかりイタリアの代名詞のような料理に発展定着していった。

日本国内で有名なのは、信州。すっかりソウルフードとなっている。おやき発祥は小川村と言われ、現在も地元のお父さん、お母さんが手作りしたおやきを実際に味わうことが出来るようだ。

usagiバージョンのお焼きは、イタリアのニョッキ生地のようにジャガイモ入り。丸いカタチと中の具は食べた時にジワ~っと味わえる楽しみ。見た目がシンプルなだけに、食べた時の驚きのおいしさは感動的。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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