usagi bon ごはん vol.164 スイカ入りガスパチョ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.164 スイカ入りガスパチョ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第164回は、スイカ入りガスパチョ。

スイカ入りガスパチョ

スイカの苦手な人は、白桃や黄桃などでアレンジを楽しんでください。

【材料】2人分
スイカ 300g
トマト 1/4個
キュウリ 1/8本
赤玉ねぎ又は新玉ねぎ 1/8個
赤パプリカ 1/8個
にんにく 少量
赤ワインビネガー 少量
オリーブオイル 大さじ1
精製していない塩 少々

【作り方】
1. スイカは皮と種を取り除き、ざく切りにしておく。
2. にんにくはみじん切り、他の野菜は全て小さな角切りにしておく。
3. 1、2をミキサーで、なめらかになるまで回す。
4. 3にオリーブオイルを回し入れ、赤ワインビネガーと塩で味を整える。
5. 4を冷蔵庫でよく冷やして、お好みで野菜のトッピングを添える。

火を使わずに

今平シェフのレストランuniverse sは札幌。さぞかし本州と違って爽やかなんだろうという想像も木っ端微塵になるほど、最近は北海道でも異常な温暖化で、最高気温が40度に迫る勢いの日もあるのだという。

今年オリンピックだった第二の故郷パリは、もうすっかり秋の気配。そして、この夏過ごしたカリフォルニアは、日中は強い日差しだけれど、朝晩は肌寒い程で、一日の温暖差が激しい。北緯は愛媛県くらいだから、日本の暑さが異常と言える。

そんな時は、やっぱりスッキリしたものが食べたくなる。

ガスパチョは、スペイン料理としてポピュラーな冷製スープ。日本でも馴染みの一品。そこにスイカを加えてみる。サクサクした食感は、他の素材同様で馴染むし、少しの甘味がより食欲をそそる一品だ。調理中に火も使わず出来るのも利点の一つ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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