usagi bon ごはん vol.163 新玉ねぎのマリネ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.163 新玉ねぎのマリネ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第163回は、新玉ねぎのマリネ。

新玉ねぎのマリネ

茗荷や紫蘇など合わせたり、焼き魚や肉、蕎麦や豆腐の薬味になど、色々と暑い夏に活用してください。

【材料】作りやすい分量
新玉ねぎ 1玉
酢 100ml
ハチミツ 大さじ1
塩昆布 大さじ1
削り節 少々(お好みで)
グレープシードオイル 少量

【作り方】
1. 玉ねぎは小さな角切りにして、チャック付きポリ袋などに入れ塩昆布を合わせて15分ほどおく。
2. 1に酢、ハチミツ、グレープシードオイルを入れ混ぜ合わせ、1時間ほど冷蔵庫で寝かせる。

美味しい暑さ対策

夏は当たり前だけど暑い。そして温暖化でそれは益々ひどくなっていく一方。

火を使った料理をするのも億劫だ。でも何か食べたい。まずいものは嫌だ。それにしても買い物に行くのも暑い…。毎日サラダで生鮮食材も切れてきた。あああ~。なんて、欲張り我儘怠け者。これではいけない。

そんな時こそマリネを作ろう。新玉ねぎの爽やかな苦味そして、さっぱりの為の必然はビネガー。柑橘のよりキリッとした酸味が身体の隅々まで行き渡って浄化されるような錯覚に陥入るのは僕だけだろうか。

シャキシャキの中に塩昆布の少しねっとりとした違う食感と旨みも加わってやめられない美味しさ。冷奴やセビーチェ風にお刺身に、また魚や肉の(これは火を使って)薬味にも最高な一品。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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