usagi bon ごはん vol.162 ズッキーニサニーサイドアップ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.162 ズッキーニサニーサイドアップ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第162回は、ズッキーニサニーサイドアップ。

ズッキーニサニーサイドアップ

最初に塩や味を付けると水分が出てしまうので、食べる直前にお好みで塩や醤油、チーズで焼き上げたり、お好み焼きのようにしたりとアレンジを楽しんでください。

【材料】5人分
ズッキーニ 1本
卵 5個
太白ごま油 少々

【作り方】
1. ズッキーニを細い千切りにする。
2. フライパンに薄く太白胡麻油を薄くぬり、1のズッキーニを丸く並べて、真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れる。
3. 2を中火でフタをして5〜6分蒸し焼きにする。

緑の鳥の巣

目玉焼きは子供の頃から好きで食べていた。醤油派、ソース派、ケチャップ派など、家庭ごとに色々あるようだけど、我が家は単なる塩胡椒だった。

初めてNYに行って目玉焼き(fried eggs)を頼んだ時同じく頼んだを友人が調理方を聞かれ「sunny side up(サニーサイドアップで!)」と答えるのを、オウムのように真似して口にしたのが初めてだった。「片面焼き」という単純な表現だけど、その時はそれがとてつもなくカッコ良く思えた。

ズッキーニは年中出回っているけれど、旬は夏。フランスではとてもポピュラーで値段もリーズナブル、調理もしやすい便利野菜。そんなズッキーニがまるでグリーンの鳥の巣のようで、真ん中のサニーサイドアップもとてもポップに可愛いビジュアル。勿論味も間違いなし。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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