usagi bon ごはん vol.158 グリーンマッシュ | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.158 グリーンマッシュ

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第158回は、グリーンマッシュ。

グリーンマッシュ

そら豆のほか、枝豆やグリンピース、とうもろこしなど、季節のグリーンマッシュにして楽しんでください。

【材料】2人分

そら豆 12粒
じゃがいも 3個
軟白ネギ 1/4本
日本酒または白ワイン 40ml
水 90ml
太白ゴマ油 少量
精製していない塩 少々

【作り方】
1. じゃがいもは皮を剥き半分に切り、1.5cmくらいの厚さに切っておき、軟白ネギは斜めに薄くスライスしておく。
2. じゃがいもとそら豆は、塩茹でして、おか上げにしておく。
3. テフロンパンに太白胡麻油をひき、1の軟白ネギを色を付けないように中火で透き通るまで炒める。
4. 3に2のそら豆を入れて、軟白ネギと一緒に炒めたら、日本酒と水を90mlくらい入れて柔らかく煮て、トロッとしてきたらミルでピューレにする。(ミルがなければ、木べらで潰すだけでもよい)
5. 3のテフロンパンに4をいれ、2のじゃがいもを一緒に炒めて水分調整をして味を整える。

グリーンマッシュ

綺麗で美味しいマッシュポテトは、世界中で食べられている品の一つ。

紀元前から生息するじゃがいもは、1500年台後半に南米からヨーロッパにも持ち込まれ徐々に広まっていったが、最初は毒だという悪名高き噂もあり食べられずにいたのが、やっと18世紀から食用として広まるようになった歴史がある。

パリのメトロの名前にもついている「パルマンティエ」はじゃがいも栽培を担当したルイ16世紀時代の植物学者。メトロの駅では、今でもじゃがいも栽培を解説したパネルが見られる。日本にもヨーロッパと同時期持ち込まれ普及したようだ。

そら豆の収穫はちょうど今、5月頃から。その粒は絵にしても可愛い題材。そんなそら豆とじゃがいもがドッキングしたマッシュは、ほのかな甘さもあり美しく緑色で優しい味わいが楽しめる。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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