usagi bon ごはん vol.155 リコッタの味噌漬け | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.155 リコッタの味噌漬け

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第155回は、リコッタの味噌漬け。

リコッタの味噌漬け

味噌漬けしたリコッタは、ドライフルーツに挟んだり、豆などと白和えにしたり、スライスしてじゃがいもやパンに乗せて焼いたりと色々楽しめます。

【材料】4人分

リコッタ 180g
味噌 60g
メープルシロップ 40g
ふきのとう 4個
太白胡麻油 少量

【作り方】
1. 味噌とメープルシロップとリコッタの残り汁を混ぜ合わせて、リコッタを3時間から半日くらい漬けておく。
2. ふきのとうは、お湯を沸かし、2分ほど茹でたら、氷水で冷やす。冷めたら、しっかりと水気をしぼり、みじん切りにしておく。
3. フライパンに太白胡麻油をひき、2を炒め、1で漬け込んでいた合わせ味噌を入れ、かるく煮詰める。
4. 1のリコッタを切りお皿に盛り付け、3のふきのとう味噌を乗せる。

発酵×発酵

もう既に知られている事だけど、身体に発酵食品は最強。腸内環境を整えて美容と健康に最大の好影響を与えてくれる。

日本人の食べ物は昔から味噌、醤油、納豆、漬物、麹など、全く特別でもなんでもなく日常的に発酵食品を食べて来た歴史があるのだけれど、
ここ数年再認識されて新たに日常化したり、気に留めて食べる人も増えて来たのは良い傾向だと思う。

ヨーロッパでは、ヨーグルトやチーズが日常的に食べられている発酵食品。フランスでは、チーズがないと食事が終わらないって人もまだまだ多いし、街のあちこちにチーズ専門店がある。本場だからと言って、美味しいチーズは意外とリーズナブルなものでもなく、スーパーで買わない限り、バリエーションが欲しいと欲張ってあれこれチョイスすると、あっという間に数千円になっていて焦ったりなんて事も(笑)。

そして発酵食品同士だけあって、チーズと味噌の相性は抜群なのだ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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