usagi bon ごはん vol.151 いちご交じりのぬた | Numero TOKYO
Life / Food

usagi bon ごはん vol.151 いちご交じりのぬた

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第151回は、いちご交じりのぬた。

いちご交じりのぬた

海藻は、若布でも、ふのりでも、身近なもので大丈夫です。ほうれん草は通年ありますが、一番寒い今がおすすめです。季節に合わせて、お野菜も変えたりして楽しんでください。

【材料】4人分

浅利貝 10個 
海藻 15g
ほうれん草 1パック
苺 2個
白味噌 大さじ3
浅利出汁 大さじ3
メープルシロップ 大さじ1

【作り方】
1. 苺は小さく切っておき、ほうれん草はお湯で柔らかく茹でて、水に落とさないで、水気を切って、食べやすい大きさに切っておく。
2. 浅利貝は酒蒸しにして、身を外しておく。
3. 海藻は食べやすい大きさに切っておく(種類によって茹でるものは茹でて、ワカメなどの乾燥物なら、水で戻して切っておく)。
4. 味噌に浅利と出汁、メールシロップを入れ混ぜ合わせ、弱火で沸騰するまで練る。
5. 器に1のほうれん草を盛り、4の浅利入り味噌をかけ、1の苺を乗せ、海藻をのせる。

フルーツマジック

沼田。沼の田圃、そんな「ぬた」を料理の名にあてたのは誰だったんだろうか。有名なのは四国の高知とも言われているようだが。

流行り言葉の様に、一人が「これ、まるで沼田みたいな色や感触だと思わんか!?」もう一人「そうやなあ~。お前さん、上手いこと言うなあ。」三人目が、「そりゃいい、全くワシも同感ちゃ~」。いつの間にか、それは「ぬた」となって現代の我々は、味噌と酢と甘味の黄金比で色んな味に合うとして親しんできた。

僕はいつも、フルーツの酸味を料理に加えるのが好きだ、勿論果汁だけも美味しいけれど、果肉が入るとより味に深みと面白さが加わるフルーツマジック。味噌とのコンビもバッチリ最高のデュオでクールなハーモニーも聴こえてきそうな程。

他のレシピもチェック!

Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

Magazine

JUNE 2024 N°177

2024.4.26 発売

One and Only

私のとっておき

オンライン書店で購入する