usagi bon ごはん vol.150 五目豆 | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.150 五目豆

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第150回は、五目豆。

五目豆

食材は、ぜひ冷蔵庫の残りものを使ってください。冷凍もできるので、お弁当などにもご活用ください。

【材料】作りやすい分量

大豆(水で戻したもの) 200g
鶏もも肉 50g
ひじき(水で戻したもの) 40g
人参 40g
ごぼう 30g
こんにゃく 30g
三つ葉 30g
乾燥椎茸 2枚  
精進出汁 360ml
太白胡麻油 少々
醤油 小さじ1

【作り方】
1. 大豆はよく洗い一晩水につけてから、柔らかく煮ておく。ひじきは水で戻しておく。
2. 食材は全て小さく切る。鶏肉は塩(別分量)をしておく。
3. フライパンに太白胡麻油を入れ、鶏肉、よく水を切ったひじきを炒める。
4. 3に三つ葉以外の残りの食材全てと精進出汁を入れて、蓋をして弱火で煮る。
5. 4の汁気が無くなる直前に醤油を入れ、汁気が無くなったら、三つ葉を混ぜ合わせる。

安心の味

それにしても料理のバリエーションと味の幅は計りしてない膨大さ。日本だけに限らず世界中で違う味、調味料、香辛料、勿論素材自体も。そんな中で、各々がホッとするソウルフードが存在する。お茶漬けなのか、肉じゃがなのか、卵サンドなのか。

今ではあまりにポピュラーなラーメン。そのうちフランス人のソウルフードだ。なんていう日が訪れないとも限らない。日本や別の場所からパリに戻ってきて、先ずはカフェに行ってなんの変哲もない朝ごはんを食べるのは、幸せな時。これもソウルフード。

ついこの前、友人のシェフがアンディーブ・オ・ジャンボンを作ってくれた。これも王道フランスのソウルフード。アンディーブにハムを巻いてベシャメルソースとチーズをかけて焼き上げる冬のオーブン料理。どの家庭でも作るお袋の味的存在。

五目豆も、派手じゃないけど、懐かしいもの、味わい深いもの、全て凝縮した一品なのだ。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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