usagi bon ごはん vol.144 アオリイカ塩昆布ケッパー | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.144 アオリイカ塩昆布ケッパー

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第144回は、アオリイカ塩昆布ケッパー。

アオリイカ塩昆布ケッパー

イカ以外にも、白身魚や、鶏肉などにも合いますので出汁を取ったあとの昆布や、なければ塩昆布で活用してみてください。そのときは、塩加減を調整してください。

【材料】4人分
アオリイカ 1杯
玉ねぎ 1/8個 
レモン 1/2個
昆布 少々
ケッパー 30粒くらい
オリーブオイル 大さじ4
精製していない塩 少々
黒胡椒 少々

【作り方】
1. アオリイカは、開いて内臓とゲソを取り、身の皮を剥き、薄切りにしてお皿に並べる。
2. 玉ねぎは薄くスライスしてから、潰さないように細かく刻む。
3. 昆布は千切りにしてから細かく刻む。ケッパー、レモンの皮も刻んでおく。
4. ボウルに3とオリーブオイルと混ぜ合わせておく。
5. 1に軽く塩をして、2の玉ねぎをふり、3のソースをかけ、上からレモン絞り、黒胡椒をふる。

イカ最高

ヨーロッパでイカを使ったメニューでポピュラーなのはやっぱりイカリング。基本食べない様にしている揚げ物だけど、この夏行ったヴァカンス地ギリシャ、イタリアでも友達につられてついつい食べてしまった。外側は少しクリスピーで、中身の独特のボリューム感と弾力、そして柔らかな甘味は本当に美味しい。

日本に帰国して、すぐ食べたいものの一つにイカの刺身がある。独特なねっとりした食感は生ならでは。しかし、焼いても蒸しても煮ても美味しいイカは、大好物。

日本海側の「海の京都」天橋立に滞在する事が多い。10年ぐらい前にそこで初めて食べたイカの味は絶品で、今でも忘れられず、帰国すると地元の飲食店、漁師さん、友人達にねだってイカ三昧というわけだ。

もっちりねっちりした味のアクセントに酸味の効いたケッパーは抜群の相性。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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