usagi bon ごはん vol.137 冷やし中華ア・ラ十割蕎麦 | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.137 冷やし中華ア・ラ十割蕎麦

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載「usagi bon ごはん」。第137回は、冷やし中華ア・ラ十割蕎麦。

冷やし中華ア・ラ十割蕎麦

豚しゃぶ、素麺やラーメン、パスタ。何にでもあう万能タレを暑い夏に活用してみてください。

【材料】2人分

10割蕎麦 2人前
卵 1個
長ネギ 適量
ミニズッキーニ 1本
ハム 適量
トマト 1/2個
ベビーリーフ 適量
ハーブ(お好みのもの) 少々

*たれ(作りやすい分量)
チキンブイヨン 200ml
醤油 100ml
てんさい糖 70g
精製していない塩 少々
白ゴマ 20g
レモン汁 1/2個
生姜汁 少々

【作り方】
1. 長ネギは千切り、トマトはくし切り、ハムは細切り、卵は錦糸卵にしておく。ズッキーニは、スライスして軽く塩をしておく。お好みのハーブも。
2. たれを作る。白ゴマは炒って、ミル(なければすり鉢でも可)でペースト状になるまで回す。残り全てをボウルで合わせて、冷やす。
3. 蕎麦を茹でて、冷水で洗い、水気をしっかりとりお皿に盛る。
4. 1の具を3のお皿の回りに盛り、たれをかける。

ひんやり、サッパリ、色鮮やか、三拍子揃った味

異常に暑い毎日。日本は勿論のこと、パリでも、「なんじゃこりゃ~!」という猛暑が続いている。昔の夏も勿論暑かったけれど、汗かきながらでも扇風機とかき氷、そして麦茶でなんとかなっていた様な気がするのは錯覚だろうか?

子供時代は野球やらザリガニ採りやらドロドロになりながら真剣に猛暑の中、目一杯遊んでいた気がする。そして腹ペコで帰宅して手を洗って先づはキンキンに冷えた麦茶をゴクゴク。

これだけで最高にスッキリしたものだ。そして定番は素麺や冷やし中華のランチ。きゅうりのグリーン、錦糸卵の黄色、ハムのピンク、色も鮮やかで子供も大好き。酢が効いているので、サッパリと食べられ、素麺の日より断然嬉しかった思い出だ。

そして、今ではグルテンフリーなんて事も気になって、中華の卵麺でなく、十割蕎麦でア・ラ冷やし中華の出来上がり。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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