usagi bon ごはん vol.105 豆腐クリームのミューズリー | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん vol.105 豆腐クリームのミューズリー

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。第105回は、豆腐クリームのミューズリー。

豆腐クリームのミューズリー

お好みのフルーツやナッツ、シードなどトッピングして楽しんでください。余った豆腐クリームはお好みで甘味を足してパンケーキやクレープなどの生クリームの代わりにお使いください。

【材料】作りやすい分量
豆乳ヨーグルト 300g *プレーンヨーグルトでも可
豆乳 150ml *牛乳でも可
豆腐クリーム 100g *ホイップクリームでも可
オートミール 120g
りんご 1個
バナナ 1本
レモン汁 60ml
アガベシロップ 90g *ハチミツでも可
ドライフルーツミックス 40g
胡桃 25g

※豆腐クリーム(作りやすい分量)
豆腐 1丁
豆乳 少々
バニラビーンズ(種と種を取ったさやも使用)  2cm またはバニラエッセンス少々

【作り方】
1. 豆腐クリームを作る。まず、豆腐を鍋で湯を沸かして、沸騰してから5分茹でる。
2. 1をザルに上げて、豆腐をキッチンペーパーで包み、重しをして、30分おく。
3. 2をボウルに入れハンドミキサーで撹拌し、豆乳でかたさを調整し滑らかになったら、バニラビーンズの種を入れ混ぜ合わせ、さやも入れる。ここから100g取っておく。
4. りんごは皮付きのまま3cmの長さに千切りにする。
5. 胡桃は荒く刻み、バナナは皮を剥き薄くスライスする。
6. 残りすべての食材をボウルに入れて、よく混ぜ合わせひと晩寝かせる。

それぞれの好み

食べ物の好みが、みんな違うのは当然起こりうる事。甘党の人、辛党の人。両方好きって人も勿論いる。「ネバネバが好き」「いや〜それだけは無理」「匂いが絶対無理」「それがいいんじゃない!」なんて具合の様々な好み。それは国によっての習慣でも現れる。

納豆や梅干し、昆布茶などをフランス人に食べさせると「おえ~、なんじゃこりゃ〜」って言う人が大半だが、ときに強者がいて「私は、これらみんな大好き!」なんて目をハートにする人もいる。硬いバゲットのようなパンが好きな人と、日本のふわふわの食パン好きもいる。ごはんも硬めが好きな人と柔らかめが好きな人。味はそれ自体以外にも、このように匂い、テクスチャー、見た目も食指に触れるかどうかが問題になってくる。

ミューズリーは長年食べている僕の定番の朝ごはん。ナッツやドライフルーツの種類を替えたり足したり、フレッシュフルーツもその日によって加えて足したりもしている。ごはんの好みと一緒で、時間を置いて柔らかめで食べるのが好きな人と、サクサクが好きな人に分かれるかもしれない。僕はどっちも好きで、ときにはおやつ代わりにポリポリとスナックみたいにそれだけで食べたりもしてしまう。

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Art Work & Text:Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction:Shintaro Imahira Edit:Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。 Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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