いよいよ野生の象と対面! サファリツアーへGO‼︎ | Numero TOKYO

Tiffany Save the Wild
Journey with Rola in Kenya, Africa

いよいよ野生の象と対面! サファリツアーへGO‼︎

Photo by Hiroyuki Seo
Photo by Hiroyuki Seo

アフリカ象が直面している問題を皆さんはご存じですか? 象牙を目的とした密猟や密輸がアフリカ全土で多発。年間推定3万頭を超える象が犠牲となり、過去10年間に11万頭も減少。いま象は絶滅の危機に瀕しているのです。こうした現状と闘い、野生の象の保護活動に取り組んでいる団体「Save the Elephants」をティファニー(Tiffany & Co.)は「Tiffany Save the Wild」コレクションを通じてサポートしています。そして今回、実際に野生の象の現状やティファニーの取り組みを知るために、ローラさんがケニアのサンブル国立保護地区を訪問。ダイアリー形式でその模様をお届けします!

Itinerary Day 3

野生の象をパトロール!

3日目。この日は朝早くから起きて、25年間サンブルの象を毎日研究している研究者たちのアテンドにより、サンブルの地へ! ここは、人間に信頼を寄せる野生の象に至近距離まで近づくことができる世界でも数少ない場所の一つ。私たちはこの日、本格的に野生の象と対面することができました。 悠々と群れをなして歩く、アフリカ象たち!

Photo by Hiroyuki Seo
Photo by Hiroyuki Seo

私たちはこのようなサバンナ仕様の車両に登り、大自然をエンジョイさせてもらいました。建築物なんてなにもない、見渡す限り果てなく続く荒野。そこに、あまりにも静かに、そして誇り高く存在する野生の象……。同じ地球上にこんなにも手つかずの場所があるなんて……! ローラさんも、間近で見る野生の象たちに喜びと感動を隠せないようでした!

水場の近くを通ったとき、乗っていた車両に無言で近づいてきた象。その大きさと存在感は、恐怖すら感じるほどで、私たちは息をするのも忘れてしまうほどでした。象は音を非常に嫌がるので、象に近づくときは声を出してはいけないと教えられ、音が出ないように注意。野生の象との対面は緊張の連続でした。

“僕はなんでも知っているよ”というような目をした象。象の知能は非常に高く、知的で人間と同じような感情を持ち合わせる動物だと言われています。でも近くで見ると本当に愛らしい生き物❤

私たちはこの日、野生象と一緒に「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2019年7・8月合併号増刊のCOVER撮影をトライ。象とコラボしたファッション写真は非常によく目にするので、ケニアに来る前はそんなに難しいことではないだろう…と高を括っていたのですが、いやいやとんでもなかったです!

「Save the Elephants」の方たちのアレンジにより、まずは野生象の群れがいる場所を特定して、そのフィールドに向かいました。象はとても敏感な動物のため、撮影スタッフは最小限の人数だけ。また、ローラさん以外は象がいるフィールドに降りてはいけないと注意を受け、私たちは車両に乗ったまま撮影。ローラさんがフィールドに降りる時は、象が人間にびっくりしないように、自分たちも動物だよ、と四つん這い歩行でフィールドの地へ。36度以上の非常に暑いなか、美しいドレスを纏ったローラさんが、何回も果敢に四つん這いの体勢でフィールドに降り立ち、そしてドラマティックな表情を見せてくれて…、その光景に何度も涙がこぼれました。

ローラさんに危険がないように、レンジャーの車両2台が常に両サイドに待機。野生象は当たり前のごとく言うことを聞いてくれません。のんびり歩く生き物と思いきや、常にいろんな方向にせわしなく動き草を食べるので、撮影はなかなか進まず、本当に大変でした。

フィールドに降り立つ撮影方法だと、象にあまり近づけないということで、最終的には、ローラさんに車両のボンネットに乗ってもらいました。この状態で1時間以上…。象がいつ立ち向かってくるかもわからない、本当に危険で過酷な撮影。ローラさん、本当にありがとうございました!

さて、話は変わり、サンブル国立保護区で私たちが体験したのがキャンプ生活です。2日目&3日目は、「Ker & Downey Camp」にて宿泊させていただきました。他では決して味わうことができない、野生動物との触れ合いができるエコ・ラグジュアリーなキャンプ!

豪華にひとり一テントです。今回の私たちのためだけにわざわざ設営してくださったテントは、ベッドルーム、プライベートシャワー、トイレ、洗面所で構成された、ゆったりとした空間。サンブルは、標高900mと低い地域にあるため、ナイロビや他の保護区とは違って気温が高く、日中は36度くらいまで気温が上がる、なかなか過酷な環境……。エアコンなんぞはもちろんありませんが、夜は冷えたお酒を片手に、満点の星空を眺めながら、リラックス。快適に眠りにつくことができました。

Photo by Hiroyuki Seo
Photo by Hiroyuki Seo

栄養満点かつヘルシーなごはん。キャンプでみんなで食べるご飯はとっても美味しかったです!

バーカウンターもおしゃれに用意してくださいました!

アメリカチームのメンバーの中に、「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2019年5月号でカバーも飾ってくれたモデルのフェルナンダ・リーちゃんの姿も!

“昨日もすぐ近くにまでライオンが来ていたんだよ!”と、野生動物が生息するサバンナのど真ん中に宿泊させていただいた私たち。危険がないように、一晩中サンブル族の方たちが警備してくださいました。快適な空間、そしてあたたかいホスピタリティをどうもありがとうございました!

おまけ。あまりにも暑いサンブル。“プールがあるよ”と教えてもらい、みんなで行ってきました!が、蓋を開けてみれば、ここは第二次世界大戦時に爆弾が落ちてできた穴! そこに天然の水が湧いて自然のプールができたそう。すべての話のスケールが大きすぎて、予想なんて全然できなくて(笑)。ここでも大自然のパワーを感じずにはいられませんでした。ローラさんも自然のプールにダイブして、アフリカの太陽で火照った体をクールダウン。みんなで無邪気に楽しんだ最高のひと時でした!

Tiffany Save the Wild
「命をつなぐ物語」
スペシャルムービー公開中

(メインビジュアル)エルサ・ペレッティ「ボーン カフ ブレスレット」SM(SIL)各¥152,000/ともにTiffany & Co.(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) ハンチング¥23,000(参考価格) ジャケット¥73,000 ショートパンツ¥52,000/すべてIsabel Marant(イザベル マラン) ショートブーツ 参考商品/Coach(コ—チ・カスタマーサービス・ジャパン)

Photos & Text:Aika Kiyohara

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DECEMBER 2024 N°182

2024.10.28 発売

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