D-LITE「一緒に作るライブにしたい」 | Numero TOKYO - Part 2
Interview / Post

D-LITE「一緒に作るライブにしたい」

旬な俳優、女優、アーティストやクリエイターが登場し、「ONとOFF」をテーマに自身のクリエイションについて語る連載「Talks」。 vol.29はボーカリストであり、BIGBANGのメンバー、D-LITEにインタビュー。

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24時間音楽に浸っていたい

──BIGBANGとして世界ツアーを敢行するなど活躍するD-LITEさんが、音楽の道に進もうと思ったきっかけとは?

「家族みんなが音楽が大好きで、幼いころから家族でカラオケによく行ったり、家の中には常に音楽であふれていました。音楽が身近にあるなかで転機となったのは、中学の学園祭で先生が僕をボーカルに推薦してくれて、みんなの前で歌うことになったんです。最初は驚きましたが、いざステージに立ち、歌い終えたときの喜びや感情はいまでも忘れられないんです。そのときから少しずつ努力してようやくここまでたどり着けたと思っています」

──ライブで得られる感情とはどんなものなのでしょうか?

「これは日常生活ではなかなか味わえないと思います。ステージでパフォーマンスする喜びは、言葉では表現しきれないほどです。だから、ステージに立ち続けるために僕は音楽を続けたい。それくらい興奮しますね。そしてライブで2時間以上たっぷり歌った後、帰りの車のなかで少しスローな音楽を聴くときが最高の気分! 僕にとって音楽はどんなときも欠かせないものなのです」

──最近ボイストレーニングにも力を入れているそうですね。いまなお、自分自身を磨き続ける原動力とは何なのでしょうか?

「ソロツアーを回りながら、改めて声の大切に気づかされたんです。僕にとって声は楽器だから。自分の楽器は自分でメンテナンスしなくてはならないと思って。そうすることでよりライブに来てくれる人たちに喜んでもらいたいですから」

──尊敬するアーティストはいますか?

「いろんなジャンルの音楽が好きで、聴いています。最近は特にロックをたくさん聴いているけれど、自分自身、どんどん気持ち良い音楽へと向かっていると思います。例えば、クイーンのフレディ・マーキュリーが放つステージ上でのオーラ、パワーには本当に圧倒されますね。ライブを控えているときに、彼のパフォーマンスの動画を見ることがありますが、あんな風にパワフルに人を魅了できるのはただただすごいなと思います」

毎日がD-Day

Photos:Wataru Fukaya
Styling:Gee Eun
Hair & Makeup:Kim Yunkyoung
Interview & Text:Etsuko Soeda

Profile

D-LITE(ディライト)BIGBANG ボーカル。2013年2月日本ソロデビュー作としてリリースしたJ-POPカバーアルバム『D’scover』が、オリコンウィークリーアルバムランキング2位(韓国グループ出身男女ソロアーティストによる1stアルバム史上最高位)を記録。初ソロツアーでは全国20カ所26公演で10万人超を動員。14年7月の初オリジナルアルバム『D’slove』はオリコンデイリーアルバムランキング初登場1位。ソロアリーナツアーでは全国8都市15公演17万人を動員。10月発売のミニアルバム『でぃらいと』は初のオリコンウィークリーアルバムランキング1位を獲得するなど人気を博している。

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