Interview / Post
菊地凛子インタビュー
菊地凛子インタビュー
「こだわりを突き詰めていくことは、時に狂気」
靴に対する思い入れ、情熱
──撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
「監督は柔らかく暖かい人でしたし、スタッフの皆さんも含め、とてもビジュアルや美しさにこだわって作っている中で、同じ方向のゴールを見てやれたので、とても良かったです」
──撮影が始まって間もないですが、印象的な場面はありましたか?
「靴職人の役作りのために、靴に詳しい方が現場に来てくださり、お会いしました。靴の美しい置き方、持ち方、映し方など、とても特別なお話を聞くことが出来ました。今回演じる靴職人という職業については、こだわりをとにかく持っている人という印象がありました。私もオーダーメイドで靴を作りますが、本当に自分の足にフィットするものを作ってくださるので、手先の器用さはさるとこながら、他者の足に対する想像力はすごいものがあるだろうと考えています。だから演じる上では、靴に対する思い入れ、情熱など、職人と言われる人にはあるであろう気質は意識しました」
──もしも自分で靴を作るなら、どのような靴を作ってみたいですか?
「私は普段履く靴ではなく、特別に足首、足の甲、ふくらはぎ、膝等までが美しく見えるハイヒールをオーダーしたいです」