染谷将太インタビュー「表には出ないけど、実は熱いのかもしれない」 | Numero TOKYO - Part 3
Interview / Post

染谷将太インタビュー
「表には出ないけど、実は熱いのかもしれない」

talks #07
talks #07

若杉公徳の人気コミックを基にした、人気テレビドラマが劇場公開され、「みんな!エスパーだよ!〜欲望だらけのラブ・ウォーズ〜」として映像配信サービスdTVのオリジナルドラマにも登場。主役の突然超能力が芽生えた童貞高校生・嘉郎を演じる実力派俳優の染谷将太に、「みんな!エスパーだよ!」シリーズを続ける魅力について訊いた。 <ドラマ「みんな!エスパーだよ!〜欲望だらけのラブ・ウォーズ〜」の情報はこちら

虚構が写真の中で美しくなる瞬間が好き

──染谷さんは写真が趣味ということですが、シリーズの撮影現場の愛知県・豊橋市でも写真は撮られていました?

「今回は久々に豊橋市に帰ってきたなという感じがあったので、路面電車を撮ったり、駅前を撮ったり、そんなことをしていました」

──人はあんまり撮らないんですね。

「人は撮らないですね。雑誌の企画で撮ったことはあるんですけど、なんでだろうな……。自分が写真家なら人を撮るんでしょうけど、遊びでやっているので、人を写真で表現しようとは思わないですね」

──写真のどんな部分に最も惹かれるんでしょうか?

「特に美しくもないようなものが、写真によって美しくなるというのが大好きなんです。それだけですね。街中にちょっとしたとある角があったとして、肉眼で見ても何とも思わないけど、『あ、これ今写真で撮ったら絶対きれいだ』と思ってそれが写真になったことで初めて美しくなるのを見ると、すごく嬉しいですね。実際は虚構なんだけど美しい、というのは映画も同じだと思います」

──最後に、染谷さんのオフの日の過ごし方を教えてください。

「散歩ばかりですね。あとはまあ、行ったことない街に行ってみたりとか。だいたいカメラを持って行くんですけど、特に何を撮ろうとかはあまりなにも考えていないんですよ。気が向いたら撮る、というくらい。でも雑誌(『BARFOUT!』)で写真の連載をやらせてもらっているので、撮るようにしています(笑)。ただ、無理に撮らなくても大丈夫なくらいの量は撮ってますね。最近は、プロレス観戦にもハマってます」

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染谷将太(そめたに・しょうた)

1992年9月3日生まれ。東京都出身。 2009年、映画『パンドラの匣』で長編映画初主演。2012年、『ヒミズ』で日本人初となる第68回ヴェネチア国際映画祭最優秀新人俳優賞を受賞。また『ヒミズ』と『悪の教典』で、第36回日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。現在公開中の映画『みんな!エスパーだよ!』に主演。また同じく公開中の『バケモノの子』では、細田守監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』に引き続き声優を務める。今後の公開待機作に『先生と迷い猫』、『バクマン。』、『ディアーディアー』などがある。

Photo:Satomi Yamauchi Stylist:Junko Kobashi Interview & Text:Tomoko Ogawa Edit:Yukiko Shinmura

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