染谷将太インタビュー
「表には出ないけど、実は熱いのかもしれない」
──今回dTVのドラマ版の脚本を読んだときの感想を聞かせてください。
「ちょっと淡くて、甘酸っぱいストーリーだなという印象で、ほっこりしましたね。かつ『みんな!エスパーだよ!』らしい変な、ちょっとズレちゃった熱さもあって、そこがすごく良いなと思いました」
──シリーズものをやってきた組として、現場は独特の一体感がありそうですね。
「それはすごくあります。一座感がある。現場でもマキタスポーツさんと話していたのが、『俺らこのまま地方興行ができるよ』って。大衆演劇じゃないですけど、『みんなで各地を回れたらすごく面白いよね』という会話をしてました」
──(深水元基さん演じる)恋する榎本先輩が、今回も振り切ってました(笑)。
「榎本先輩はすごいですよね(笑)。榎本って、もうああいう強烈なキャラじゃないですか、常に拳が効いているというか……。深水さんも演技しながら自分に突っ込んでいましたけど、自分はアレが大好きでした」
──それに対する染谷さんのリアクションが、素で笑ってますよね。
「そうですね(笑)。連ドラの時は特に、俺が素で笑っちゃっているカットを使われていることが多かったんです。完全に素の顔で、ただ染谷が笑っているという絵が結構使われていて、これは絶対わざとなんだろうなと」
──嘉郎というキャラクターに素の染谷さんが、共感する部分ってありますか? 実は熱い!とか、ピュアだ!とか。
「それ、自分で言ったらもう完璧アウトですよね、自分は熱くてピュアな人間ですって(笑)。でも、自分ではよくわかっていないですけど、人に言われるのは、熱いときは熱いらしいんですよ。表には出てないんですけど、熱いらしいです(笑)」