talks#07_i_1
Interview / Post
染谷将太インタビュー
染谷将太インタビュー
「表には出ないけど、実は熱いのかもしれない」
2年も続いた、童貞の高校生エスパー役
──2013年春にスタートしたドラマ「みんな!エスパーだよ!」シリーズが映画化、そしてdTVでもドラマになりましたが、役への愛情は深まりましたか?
「そうですね。こんなに長く同じ役に携わるのは初めてですし、嘉郎という役柄もだいぶファンタジー性が高いので、愛情というよりも、何て言ったらいいのかな……(笑)。衣装がずっと制服なので、制服と眼鏡をかけると嫌でもなっちゃうというか、キャラクターを作り上げるというよりも、その状況に置かれると装置みたいに嘉郎になってしまうことが面白いなと思っていました」
──変身スーツみたいな?
「本当にそうなんです。舞台挨拶もこの衣装で行ったんですが、どのトーンでしゃべっていいか分からなくなる。もう制服を着ると嘉郎の立ち方のクセが自然と出てしまってました。どっちだっけと戸惑うときもあったくらいで」
──嘉郎というキャラクターを演じることに楽しさは感じてますか?
「面白いですね。連ドラがあってスピンオフがあって映画があって、今回dTVがあって、そうすると逆に新しい嘉郎を見たくなってくる。自分が飽きるというわけじゃないんですけど、これだとまた同じだなと感じてしまうので、新しい嘉郎が見たいなと思ってやっていました」
──染谷さんが演じるのは高校生ですが、高校生らしさを出すために意識したことはありますか?
「『みんな!エスパーだよ!』に限らずいつもそうなんですが、年上の役をやるときも年下の役をやるときも、役の年齢を一回も気にしたことがないんですよね。例えば、『ヒミズ(12)』をやったときも、実年齢は高校を卒業したぐらいだったときに中3の役柄を演じたんですが、自分が中学生じゃないとか全く気にしてなかったですね」