ファッショニスタも実践中! モード好き3人のエシカルなライフスタイル
ファッションを愛する人たちも、地球や社会のことを考えるサステナブルでエシカルなライフスタイルに移行中。モードなA子、ヴィンテージを愛するB子、新しいもの大好きC子のライフスタイルをのぞいてみよう。( 『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2020年3月号掲載)
生粋のモードラバー! A子の場合
最旬スタイルもエシカルに
認証済みオーガニックコットンを使用するなどデニムにも力を入れていて、今季コレクションの75%以上に環境に配慮した素材を使用したステラ マッカートニー(Stella McCartney)、飢餓の撲滅を使命に活動する食料支援機関、国連WFPとのコラボアイテムの収益の20%を寄付するバレンシアガ(Balenciaga)、アイコニックなナイロン製品をすべて再生ナイロン繊維に転換することを目指すプラダ(Prada)などを愛用中。
最新のサステナブルなアイテムはオンラインで
オンラインショッピングはもっぱらNET-A-PORTER(ネッタポルテ)のNET SUSTAIN(ネット・サステイン)を活用。素材や生産方法に配慮したり、ゴミを削減する努力を行っているブランドを簡単に探すことができる。
お気に入りのマイバッグ&ボトルを携帯
レジ袋はもらわない、ペットボトルは買わない、コーヒーはマイボトルへ、を実践中。続けるコツは、使うのが楽しくなるお気に入りを見つけること!
保護犬の里親になる
ペットを飼うなら、保健所や動物愛護センターなどの自治体や動物保護団体が保護している犬や猫を引き取る。安心、安全に飼ってあげるだけでなく、広大な農地で家畜用飼料を栽培するのはナンセンスなので可能な範囲で飼い主と食材を共有するようにしている。
ヴィンテージに夢中なB子の場合
行きつけショップは「パスザバトン」
世界中から集められたアンティークや、個人が大切にしてきたアイテムを次の人へとつなげていくショップ、パスザバトン(PASS THE BATON)。掘り出し物を探しに行くほか、使わなくなったアイテムを預けることも。アイテムにストーリーが添えられているのもグッとくるポイント。
いいものを長く大切に着る
大量生産が主流になる前は縫製が丁寧で上質な生地を使用しているものがほとんどで、長持ちするものが多い。母や祖母から譲られたメゾンブランドのヴィンテージはタイムレスなデザインもうれしい。昨年からトレンドとなっているクラシックなムードも追い風に。
ミートフリーマンデーから社会問題を考える
環境保護のため、動物のため、自分のためになると知ってミートフリーマンデーに挑戦。実践することで自分の中の問題意識も高まるように。
新しいオシャレに目がないC子の場合
気鋭デザイナーの斬新なアイデアに心酔
アップサイクルが代名詞のマリーン セル(Marine Serre)。今季はヴィンテージのテーブルクロスやシーツ、カーテン、ネグリジェ、ショールなどをドレスやトップスへと進化させている。リサイクル素材とヴィンテージを駆使する16年に本格始動したバスクチュール(Basscoutu)。13年に設立され、生分解可能な素材などを使用するジェンダーニュートラルなシューズブランドのロンボー(Rombaut)。18年から石油由来のプラスチックの使用削減を試みるクレージュ(Courreges)などに注目!
進化するコスメ事情も常にアップデート
スキンケアなども詰め替えが増え、美容周りだってファッションに違わず進化中。日本に上陸したばかりのタルト(tarte)は、動物実験を行わないなど、自然への優しさとかわいさ、使い心地を兼ね備えたブランド。そんなブランドがこれからも増える予感。
もし移動手段を手に入れるならテスラ
温室効果ガスの排出などで地球環境への負荷が高い移動手段は避けたいところ。例えば飛行機での海外旅行を新幹線での国内旅行にチェンジしたり、普段は自転車を愛用するなど。車を持つことに興味はなかったけれど、革新的な電気自動車テスラなら乗ってみたい!
Illustrations & Text:Itoi Kuriyama Edit & Text:Sayaka Ito