大人の粋を愉しむ京都・祇園の隠れ家ホテル「そわか」
古都ならではの風情あふれる街並みや、脈々と受け継がれてきた伝統文化、おもてなしの心で訪れる人の心を掴んで離さない京都。世界中から観光客が殺到し、ホテルの建設ラッシュが続くなか、この春大人の上質ステイにふさわしい新たなホテル「そわか(SOWAKA)」が祇園八坂エリアに誕生した。
八坂神社から徒歩3分。祇園の中でも、古くから料亭や旅館が多く建ち並ぶエリア。一見すると、ホテルとは想像できない数寄屋造りの外観が、知る人ぞ知るプライベート感を醸している。
築100年以上経つ、かつての老舗料亭をリノベーションした本館には11室、新たに建築した和風モダンの新館には12室を備えた、全23室。ケアの行き届くこじんまりとした規模感も、居心地の良さを演出する。
同じ部屋は2つとない! 個性豊かな客室
伝統的な数寄屋建築の良さを活かしながら、熟練の職人たちの手により快適に過ごせるよう仕上げた部屋は、それぞれ間取りやデザイン、趣が異なるのが特徴。
壁一面に、職人が削り跡を残す日本の伝統技法「名栗(なぐり)」をあしらった部屋。
こちらの客室は、かつての女中部屋を大幅にリノベーション。洗面台とベッドが背中合わせになっていたり、その横には吹き抜けのバスルームがあったりと、ユニークな間取り。
茶の湯の風情を感じる庭の眺めを独り占めできる、贅沢すぎる一室も。
小さな茶室を併設するメゾネットタイプの部屋は、2階に風情あふれるひのき風呂が。
2階建ての離れは、居心地の良い秘密基地のような町家スタイル。ローカル気分で、暮らすように旅したい方に。
一方、新館は侘び寂びの効いた、落ち着いたモダンなしつらえ。
現代版にアップデートされた、新しい数寄屋建築の意匠を感じることができる。すべての部屋の窓からは、緑が見えるように設計されているという、ほっと心和むおもてなしも用意している。
ミシュラン獲得店による新発想の日本料理
心に残る贅沢ステイの条件のひとつは、お腹も心も満たしてくれる美味しい食事。ここ、そわかでは、2008年から10年連続でミシュラン星を獲得した実績をもつ西麻布の名店「ラ・ボンバンス(La BOMBANCE)」が京都に初出店し、「ラ・ボンバンス 祇園」としてオープン。サプライズに満ちた、イノベーティブな日本料理を味わうことができる。
シグネチャーメニューの「フォアグラ茶碗蒸し」、「白いコーヒーブラマンジェと黒胡麻」。
ディナーは、地元京都をはじめとする産直の旬の食材をたっぷり使い、基本を大切にしながらも、常識に捉われない自由な発想で新しい日本料理を提案。コースメニューのほか、アラカルトでも季節の料理を楽しめる。
宿泊者限定の和洋選べる朝食は、どちらも削りたてのかつお出汁を使ったスープを提供。体が温まる滋養たっぷりのやさしい味わいで、1日の始まりのエンジンになってくれそう。
La BOMBANCE 祇園
営業時間/朝食7:30~9:30 ランチ12:00~14:00(L.O.) ディナー17:30~21:30(L.O.)
TEL/075-541-5324
祇園祭を楽しむ期間限定プラン
京都の夏の風物詩、祇園祭に合わせて、前祭に巡行する鉾(ほこ)「菊水鉾」の拝観とお茶席がセットになった「菊水鉾拝観券・お茶席券つき宿泊プラン」が期間限定で登場。多くの人で賑わい、京都が一年で最も活気づくこの時季。旅の拠点は、ロケーションも抜群で癒しのステイを約束する、そわかを選んでみては。
菊水鉾拝観券・お茶席券つき宿泊プラン
日程/2019年7月13日(土)〜7月16日(火)
予約期間/6月19日(水)〜7月15日(月)
人数/各日46名
特典/菊水鉾拝観券、お茶席券つき、菊水鉾の粽付き
そわか(SOWAKA)
住所/京都市東山区下河原通八坂鳥居前下ル清井町 480
TEL/075-541-5323
URL/sowaka.com/
Text: Yukiko Shinto