ソックス by Lottaに会いたくて・春【#私の土曜日16:00】 | Numero TOKYO
Art / Editor’s Post

ソックス by Lottaに会いたくて・春【#私の土曜日16:00】

Numero TOKYO3月号にてインタビューも掲載したアーティスト、Lotta(ロッタ)の個展『百怪夜行 - DUSK TILL DAWN』が、東京・南青山にあるFeb gallery Tokyo(フェブ ギャラリー トウキョウ)にて4月10日(日)まで開催中です。キュレーションは、米原康正が主宰する+DA.YO.NE(プラスダヨネ)。

Lottaの作品といえばオリジナルキャラクター、ゴーストキャット(猫の亡霊)の「Socks(ソックス)」。今回もほとんどの作品に登場します。このソックスの不思議な魅力は見た目の可愛さもさることながら、“見てないときには動いてる、絶対”と思わせる存在感ではないでしょうか。あるとするなら、まるで魂のような。このギャラリーでも、夜な夜な作品を抜け出してると思います(真剣)。 そして今回ありました、そのイメージを映像化した作品が! 時折、ギャラリーのモニターにソックスが浮遊するというサプライズがあるんです。常に登場しているわけではなく、忘れた頃に現れるというところがまたリアリティを感じさせます。

浮遊するソックスたち。映像は4パターンあるんだとか。
浮遊するソックスたち。映像は4パターンあるんだとか。

今回の展示のために、作家が在廊して作品を制作したそう。
今回の展示のために、作家が在廊して作品を制作したそう。

今回の個展のサブタイトルは「DUSK TILL DAWN(ダスク・ティル・ドーン)」。日没から明け方までの時間を指しており、「暗い夜もじきに明ける」という現状に対する前向きな気持ちを込めているそう。Lottaいわく「ヒト、妖怪、ゴースト、神様、普段は交わることのない世界線の『存在』達を集結させ、会場に訪れる人達にもこの祭典の一部となって参列してほしい」とのこと。

この暗い夜が早く明けてはほしいと思うものの、明けるとわかっているからこそ“いつまでもこのままで”と思わせるような不思議な時間と空間。ソックスと戯れる束の間の時間が心を癒やしてくれました。そしてここまで感じてしまったら必ず思うこと、そうです、ソックスを連れて帰りたい。

今回の作品は抽選販売。お目当ての作品(ぬいぐるみも!)があったら、会期中に応募できます。ちなみにお札(これまた可愛い)は販売していませんでした。詳細はぜひギャラリーにて確認してみてください。

こちらの展覧会が開催されているのは東京・南青山にあるFeb gallery Tokyo(フェブ ギャラリー トウキョウ)。住宅街にある、隠れ家のような一軒家のギャラリーです。昨年オープンし、若手の注目作家を中心に紹介しています。春の陽気のなか、お散歩がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

百怪夜行 – DUSK TILL DAWN – by Lotta

会期/2022年3月23日(水)〜4月10日(日)
会場/Feb gallery Tokyo
住所/東京都港区南青山4-8-25
開館時間/11:00〜18:00
休館日/月・火曜
URL/febgallerytokyo.com

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Profile

伊藤さや香Sayaka Ito フィーチャー・ディレクター。フランス文化への憧れがすぎて、慶應義塾大学文学部仏文学専攻を卒業、フランス系アパレル会社に勤務。ファッション誌などのライターを経て、フランス版『Numero』の日本語訳小冊子の編集に携わる。その後『Numero TOKYO』に創刊メンバーとして参加。主に、映画、本、アート、ライフスタイルの企画を担当。もとよりカラックス、ジャームッシュ、クンデラなどの作家たちを愛しつつ、新たな(もうちょっと明るい)お気に入りを専ら模索中。プライベートでは2児の母。

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