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Lifestyle Editor's Post

イギリスの陶芸作家 スティーブ・ハリソンのスタジオへ

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ソニア・パークさんの取材で出合った「Steve Harrison」(スティーブ・ハリソン)のマグカップ。ソニアさんが手掛けるレストラン「DOWN THE STAIRS」で使われているのですが、独特の色合いや肌感、また手にしたときのフィット感に一目惚れ!東京で開かれた展示会に訪れたところ、来日していたスティーブさん本人がギターを鳴らして迎えてくださり、その人柄にもすっかり魅了されてしまったのでした。

そこで自分へのバースデープレゼントという名目で念願のマグカップを手にしてから2年…。日本での展覧会は2年に1度のペース。それもすべて1人で手作業で作っているからとのこと。今年の展覧会に行き損ね、どこでどんな風に作り出されるのだろうとムクムク興味がわいてホームページを見たところ「come and see」の文字が。 アラ、行っていいの?と、取材でも仕事でも何でもなく、プライベートな訪問のお願いをしてみると快くOKの返信。

そんなわけで、ロンドン郊外にある「スティーブ・ハリソン」の窯元に行ってきました!

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ロンドン中心部から電車で1時間ほど、ENFIELDに到着。イギリスらしく天気はビミョー。住宅街にあるスタジオを訪ねると、奥さんのジュリアさんが出迎えてくれました。「スティーブ・ハリソン」の陶器が飾られたエントランスにテンションが上がります!

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スタジオへ案内していただくと「よく来たね〜!!ちょっと待ってコレだけ終わらせるから!」と、作業中のスティーブさん。奥に窯があり、手前にはスティーブさん分の作業台があるくらいの、1人で作業するのにちょうどよいこぢんまりとしたハコ。棚には釉薬やら土やらがずらり。私のマグもここで生み出されたのか〜と感動!

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チラ見していたスティーブさんのこの作業服、どうもオシャレと思ったら、ソニアさんからの特注プレゼントだそう! なんでも服で拭いてしまって裾がすり切れてしまうからと、ボタンで取り外しのできるワイプ用クロスをつけてくれたそう(笑)。

作業を終えたスティーブさんに、 寝かしている土からパーツの型、窯の順番を待っている乾燥中のものなどを見せていただきながら、製作の過程を質問攻め。表面に見られる独特なまだら模様の景色は「ソルトグレイズ」という手法を用いたもの。窯に入れて焼いている途中に塩を噴射することで、釉薬との化学反応でこの模様が表れるそう。ただ何しろ噴射なので、窯を開けてみないとわからない。すべてを自分でコントロールできないこの手法が好きなのだと、キラキラと少年のような瞳で話してくれました。

製作途中のティーリーフポットは、日本のお茶入れを見て思いついたそうです。蓋は象牙ではなく、茶葉を密封できるようにするのだとか。

見学の後はティータイム!

Profile

浅香紗織(Saori Asaka) エディター。大学卒業後、渡英。ロンドンの大学院を卒業して帰国。出版社でのアシスタントを経て2008年から『Numero TOKYO』に参加。本誌インタビュー連載「きっかけはコレでした」や、美容、ライフスタイル系の記事を担当。ウェブマガジンやファッションアプリ、カタログの美容コンテンツなども手がける。趣味はうつわ、お茶、単身ライブ通い、衝動買い、ホテル遊びetc.(主に一人遊び!?)。ライフスタイル取材を通して理想のライフスタイル模索中。最近のお気に入りは和モノ。

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