東京から1時間半! 熱海のオアシス「吉村順三設計の邸宅」で海外旅行気分【#私の土曜日16:00】| Numero TOKYO
Life / Editor's Post

東京から1時間半! 熱海のオアシス「吉村順三設計の邸宅」で海外旅行気分【#私の土曜日16:00】

日々のデスクワークと都会の喧騒から離れた自然と癒しを求め、熱海にある吉村順三設計の邸宅で開催中の「Tu es mon Tresor(トゥ エ モン トレゾア)」の夏季限定ショップにお邪魔してきました。ロサンゼルスを拠点に活動する「Cactus Store(カクタス ストア)」によってデザインされたサマーガーデンのお披露目、そしてカプセルコレクションを見ることができます。今回は、エディター2人で小旅行気分でお出かけ。とってもリフレッシュできたので、1日のおすすめコースをご紹介します。

吉村順三 設計の熱海の邸宅の外観
吉村順三 設計の熱海の邸宅の外観

都内から熱海の邸宅までは約1時間半。品川〜熱海間は新幹線利用で約40分の近さです。門をくぐって目に飛び込んできた緑のお庭、レンガの邸宅、青い海のコントラストの美しさに大興奮! 海外旅行に来た気分です。

リビングルーム。ホアキン・テンレイロのイエローのソファには座ることもできます。テンレイロのローテーブルも素敵。
リビングルーム。ホアキン・テンレイロのイエローのソファには座ることもできます。テンレイロのローテーブルも素敵。

邸宅内を20分ほどでツアーしてくださるのですが、飾られているインテリアや邸宅のこだわり、お庭の植物の説明など興味津々で聞き入ってしまいました。少人数で回るので、質問しながらゆっくりと見られるのも嬉しい。

リビングから出られるベランダ。お庭にはライトは設置せず、夜は対岸に見える街の明かりのみだそうなのですが、それもまた美しそう……。
リビングから出られるベランダ。お庭にはライトは設置せず、夜は対岸に見える街の明かりのみだそうなのですが、それもまた美しそう……。

いくつかお部屋がある中で私が最もお気に入りなのはこちらの書斎。丹下健三の椅子のブルーの色合いが好み。本棚に飾ってあるのは、今回のお庭をデザインする際に描かれたデザイン画で、全て手書きで描かれているのですが、コンピューターでは出せない温かみと美しさに惚れ惚れします。

温かみのあるウッド調の書斎。窓からは美しいお庭と海が見えます。
温かみのあるウッド調の書斎。窓からは美しいお庭と海が見えます。

そして、邸宅全体のお気に入りポイントが、お部屋ごとにカラーがあること。床とドア、家具のカラーが統一されていたり、光の加減がお部屋ごとに細かに設計されており落ち着いた雰囲気になっています。

赤で統一された2階のキッズルーム。天井に三角の天窓があり、太陽光の入り方が時間によって変わります。
赤で統一された2階のキッズルーム。天井に三角の天窓があり、太陽光の入り方が時間によって変わります。

ベッドサイドテーブルはエルメス家と親交があったデザイナー、ジャン = ミッシェル・フランクの1940年代の作品だとか。
ベッドサイドテーブルはエルメス家と親交があったデザイナー、ジャン = ミッシェル・フランクの1940年代の作品だとか。

ブルーのモザイクタイルが一面に敷かれたレストルーム
ブルーのモザイクタイルが一面に敷かれたレストルーム

ぐるりと一周して最後に開放的なダイニングへ。大きな窓から気持ちの良い風が入り、本当に幸せな空間です。大きな吉村順三デザインのテーブルもとっても素敵です。

邸宅内を見終えたら、お庭へ。「近くで見れば見るほど可愛いんです」とご紹介いただいた植物たち。どういうこと!?と思いましたが、なかなか日本では見られないトゲトゲしたものや星形の植物が生えていて、納得。初めて植物に向かって「おしゃれ!」と言ってしまいました(笑)。

そして、邸宅内ではトゥ エ モン トレゾアのアイテムが販売中。今回のカプセルコレクションも並びます。素敵な空間にテンションが上がり、2人してお買い物してしまいました。

エディター阿部(左)はラインがとっても美しいホワイトデニム、私(右)は今回のカプセルコレクションのTシャツをセレクト。ここを訪れたという思い出にもなり、大満足です。試着室もあるので、ゆっくりと選ぶことができます。また、カプセルコレクションはBIOTOP TOKYOでも販売中です。

聞こえるのは鳥の鳴き声や近くを通るローカル線の音のみ。気持ちの良い光と風、静かな空間で、約2時間の滞在でもとってもリフレッシュできました。

邸宅を訪れた後は、近くのお蕎麦屋さん「多賀」で昼食→海沿いをお散歩して、おしゃれなピザとコーヒのお店「The STAND」で休憩→熱海駅に戻ってからも美味しいジェラート屋さん「La DOPPIETTA」を楽しみ、心もお腹も満たされた最高の1日になりました。

この夏の思い出の一つに、ぜひ訪れてみてください。

1977- Summer Garden and Shop
所在地/静岡県熱海市上多賀
※詳細住所は当選者にメールにてお知らせ
一般公開日/7月13日(土)、14日(日)、15日(月)、27日(土)、28日(日)
8月10日(土)、11日(日)、12日(月)、24日(土)、25日(日)
応募はこちらから。

連載「私の土曜日16:00」をもっと読む

Profile

田中沙季Saki Tanaka ウェブ・エディター。大学卒業後、広告制作会社、ファッション誌の営業とプロデューサー経験を経て、夢だったエディターとして『Numéro TOKYO』に参加。コロナ禍で自分自身の考え方に変化があり、働き方や趣味も大きくアップデート。読書を通してセルフケアの方法を学んだり、K-POPのオタク活動で全国を飛び回っている。選ぶ服の色もカラフルに! 変わらず好きなものはファッション、旅行、美味しいご飯とカフェラテ探し。
Instagram @tannapp

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する