新たな家族♡おかえりラグ|私たちのモノ語り #007 | Numero TOKYO
Culture / Editor's Post

新たな家族♡おかえりラグ|私たちのモノ語り #007

今の家に住み始めて2年半。上京して初めて契約更新をしました。駅から遠くて部屋は広くないけど窓が多くて日当たりは抜群。収納は一つもありませんが、DIY棚を作り自分の城を着々と築いています(笑)。とても気に入ってるワンルームの部屋です。休日、空を見ながらカーペットの上で寝転んで「あ〜本当に幸せ♡」と呟いていることもあります。 だがしかし、ときに突然寂しくなりどうしようもない不安に駆られることもあり、そんな自分に嫌気がさすことも多々あります。 そんなときめぐりにめぐって思いつくのが「部屋に置いているモノを家族だと思おう」ということ(笑)。今の部屋に住んでから、置くものはすべてちょっとした思い出があるものにしようと決めています。DIYにハマった父が作ってくれた木製のベンチ、忘年会のゲームで商品券をゲットして初めて買ったコーヒードリップセット、妹と同居していた時に一緒に使っていたダイニングテーブル、コロナ禍で外から出られず暇すぎて作ってみたフルイドアート。そんなふうに理由をつけてみると「一人じゃないな、よかった(笑)」と思えたりします。 つい先日、オリジナルのラグ作りを体験できる「tufting studio KEKE」におじゃましました。ずっと気になっていたワークショップだったのでとても楽しみにしていました。 まず、体験日の1週間前までに作りたいラグデザインのデータを送ります。どんなデザインにしようと考えたとき「帰ってきたときにラグに家族のように迎えてもらおう」と思い、“おかえり、のも〜!”デザインの玄関マットに決定。

そして体験当日、約80種類の糸から好きな色を選ぶことができます。私は癒されカラーのグリーンをベースにしてこの3色に。最大6色まで選ぶことが可能。そして好きな形にできるので吹き出し風にしました。

いよいよガンで打っていきます。これがとっても快感! 最初はまっすぐ打てず苦戦しましたが、コツを掴めばもう勝手に職人気分。ストレス発散になるので黙々と打ち続けていました。完成が近づくにつれて達成感もありつつ、まだやっていたいと思えてしまうほど。4時間の体験はあっという間でした。

その後出来上がったマットは1週間ほどで自宅に配送してくれます。玄関に置いてみると、なんだか新しい家族を迎えた気持ちになりました。“友人にデザインは笑われたけど、自分で作ったいつでも迎えてくれる優しい玄関マット”というモノがまた一つ増えました。皆さんも東京・根津にある「tufting studio KEKE」でぜひ素敵な体験を楽しんで。

tufting studio KEKE
東京都台東区池之端3-3-9 花園アレイ105
営:12:00〜18:00 休:月・水・金
HP/https://kekerug.com/
※ワークショップの予約は公式サイトから受付中。
Instagram/@keke_rug

「【連載】私たちのモノ語り」をもっと読む

Profile

柴田紗妃Saki Shibata コントリビューティング・ファッション・フィーチャー・エディター。出版社経験を経て2018年『Numero TOKYO』に参加。ファッション撮影をはじめ、ファッションにまつわる読み物ページ、カルチャー取材、インタビューなど主に特集ページを担当。国内・海外問わず90年代〜現代までのテレビドラマを深く愛し、主人公の気持ちに浸ってロケ地を巡りまくる。目標は日本のファッションと人間模様をテーマにした脚本・エッセイを出すこと。
Instagram: @sakisakishibata

Magazine

MARCH 2024 N°174

2024.1.26 発売

Tokyo, My Love

トーキョー再発見!

オンライン書店で購入する