rikaco
Culture / Lifestyle
RIKACO × エリカ・アンギャルが考える美しさの秘訣!「女の本音、キレイの本当」vol.5
TVや雑誌で活躍する一方で、オーガニックをテーマにした『be my self』のプロデュースなど、活動が多岐にわたるRIKACO。彼女がホストとして毎回、“自分軸で輝く”それぞれの分野のスペシャリストをゲストに迎えるトーク連載。
第三弾のゲストは、ミス・ユニバース・ジャパンの食事指導にも携わってきた栄養コンサルタント、エリカ・アンギャル。2人が考える、心も体も美しくなる食生活の基礎知識。(前編)
グルテンフリー「ビューティーバー」の秘密
RIKACO(以下R)「エリカさんをゲストにお招きした理由は語りきれないほどあるのですが、プロデュースされている『ビューティーバー』が大好物なんです」
エリカ・アンギャル(以下E)「ブラウン・ライスとのコラボレーションで、紀伊国屋や伊勢丹新宿本店のビューティアポセカリーなどで紹介しているものですね。日本には手軽に食べられるグルテンフリースイーツがあまりなかったので、美味しくて美容と健康に良いバーを作りました。RIKACOさんはグルテンフリー(グルテンを使わない食事法)に興味があるんですね!」
R「3年くらい前に知って、できるとことから実践してるけど、特にスイーツが売っていない。ずっと探していたから『ビューティーバー』を見つけて嬉しかった。原材料を見ても、レーズン、クルミ、玄米フレークと知っているものだけ。何より美味しい!」
E「誰でもわかる食材だけで作りたかったんです。数年前、日本ではグルテンフリーと言っても誰も興味を持ってくれなかったのに、RIKACOさんがご存知だったとは」
R「白砂糖も避けたいし、スイーツでヘルシーなものが本当に少ない。商品がないなら手作りすればいいって、グルテンフリーとかローフードの料理教室を検索しても日本には情報が少ない。それで料理本にたどり着いたのだけど、どれも美味しそうに見えない。じゃあ何を食べればいいの?って。このスパイラルにはまると“健康に気を遣う=美味しいものが食べられない”というイメージがついてしまうけど、それは違うなと思って」
E「私も全く同じことを考えていて、昨年『SUPER BEAUTY SWEETS』(小学館)というスイーツのレシピ本を出版しました」
R「(本を広げて)まさにこれを探してた(笑)!」
“カロリー”よりも“栄養価”でダイエット
E「美味しいものじゃないと楽しく続けられないですしね。手作りすると材料も加工の方法も理解して口に入れることができるので、安心して食べられます」
R「昔の日本人の基本的な食生活は、その季節にとれる旬な野菜や、栄養成分がつまった乾物を使う手料理の文化だったはず。時代とともに今では簡単で便利な食品が増えたけど、原材料に何が含まれているのか気にする人は減ったような気がするな」
E「美容を気にしている女性が“ダイエット=カロリーカット”ばかり気にするのは、栄養コンサルタントの目線から言うと間違っているの。大切なのは“カロリー”よりも“栄養価”を計ること!」
R「容姿にこだわる人こそ、何を食べれば自分の美容と健康を維持できるかという基本的なことへの意識を高めるのが一番いい。人間は口に入れる物で作られているから」
E「そうなんです。ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれているかを気にしてみてほしい。あと問題なのは、個々に体に合う食材が違うから、自分にとってのヘルシーフードを見つけること」
R「私はフードアレルギーやDNAの検査をしたよ。そうすると、自分の体に何が合っていて、何が合っていないのかすぐに分かる。専門科の先生にその結果を聞けば、理由をちゃんと説明してくれるから。自分の体に感心を持つことからはじめると、正しい知識が意外と簡単に得られるの。ファッションやお化粧とか表面的なものに関心があったとしても、体を形成する土台がちゃんとできていなければ、崩れてしまうでしょう。それをはじめから心がけておけば、後で気付くよりずっと健康でいられるはず」
E「アサイー、チアシード、コールドジュース…と、次から次へとトレンドを試してみても、自分の体に合わなければ意味がない。バランス良く賢く選択することが大切なんです。自分の体に合うものは何か理解することが、美しくなるための第一歩」
R「流行ったからって朝食をジュースとかスムージーだけで済ませて、逆に体を冷やしちゃっている人もたくさんいるもんね」
Profile
Photos:Akihito Igarashi
Interview & Text:Yukiko Shinmura, Kefa Cheong