限られた資源を活かす鍵はデザインの力!
当たり前のように消費している洋服やコスメ、雑貨などに全く新しい価値をもたらしてくれるのは、ワクワクするようなアイデアやデザインの力。地球環境に優しい、スマートなアイテムやサービスを一例をご紹介。
参加ブランドは上記ほかディースクエアード、ディーゼル、パウラ・カデマルトーリ、ジャスト カヴァリ。各ブランド15個限定のため売り切れの可能性あり。
www.farfetch.com/jp
廃棄布から生まれたスペシャルバッグ
Farfetch
ECサイトのファーフェッチが、メゾン マルジェラやマルニなど6ブランドから排出された廃棄布を使い、新たなバッグへと蘇らせたチャリティバッグを発表。これは社会格差の是正や発展途上地域の開発に取り組む「オンリー・ザ ブレイブ基金」とのコラボによる。さらに同社は余剰在庫を増やさないカスタマイゼーションにも積極的。セルジオ ロッシ、フェンディなどの参加ブランドのシューズやバッグをオリジナルのカラーや素材の組み合わせでオーダーできる。
atelierandrepairs.com
絶妙なバランスで生まれ変わった一点ものアップサイクルデニム
Atelier & Repairs
30年以上ものアパレル業界でのキャリアを持ち、アルマーニ、ラルフ ローレン、リーバイスで上級副社長などを歴任したモリッチオ・ドナーディが、過剰に生産されたアパレル製品をリユースしようとスタートしたブランド。デッドストックやヴィンテージのアイテムに、ステッチやワッペン、端切れなどオリジナルのデザインを取り入れた一点ものが人気。特に若い世代からサステイナブルなものづくりへの共感が集まっているという。
左:新パッケージを開発する際は、廃棄されても別の命に受け継がれるかどうか時間をかけて検証。右:より環境に配慮したバイオプラスティックを導入。よりモダンなデザインに。
地球環境を美しく保つこともビューティーカンパニーの使命!
Aveda
数ある化粧品ブランドのなかでも、アヴェダは持続的な環境活動におけるオピニオンリーダー的存在。100%風力発電のエネルギーを利用して製品を製造し、パッケージには使用済みリサイクル材を採用。地球上の生態系と人々の深い繋がりを保護し、持続可能な環境を作ろうという取り組みを積極的に行っている。「真の美しさは、行動を伴う」とは、アヴェダが掲げるブランドポリシー。一歩先をゆく化粧品会社として、その企業活動に注目だ。
Text:Yuko Homma
リサイクルショッピングモールのビジネスモデルに注目
Recycle Mall in Sweden
スウェーデンに誕生したRe Tunaは、世界初となるリサイクルアイテムのみを販売するショッピングモール。取り扱うのはファッション、家具、家電や自転車など。リサイクルアイテムを販売するだけでなく、修理サービスも充実している。さらに来場者が不用品を持ち込みやすいようドライブスルー式の倉庫も設置。修理を終えたアイテムは店頭に並び、新たな持ち主の手に渡るのだ。リサイクル大国の新しい試みはオープンと同時に世界各国が注目。
明るい開放的なショップ空間にリサイクルアイテムが並ぶ。カフェではオーガニックのベイクアイテムが楽しめるそう。こんなモールが日本にも欲しい!
www.retuna.se