People / Interview

瀧本美織のターニングポイント
「根っからの悪女もやってみたい」

自分自身の今に影響を与えた人物や、ターニングポイントとなった出来事、モノ、場所との出会い。それをきっかけに変化し成長した自分を振り返る。瀧本美織のビフォー&アフター。

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──最近は、どう演じるかと悩むことも?

「取り組む時間が短かったりすると、どうしても…。でも環境のせいにはしたくなくて。どんな状況であれ、真摯にお芝居に向かう人でありたいと思っています。ターニングポイントとしては、ジブリ映画『風立ちぬ』で声優をやらせていただいたのも大きかったです。今でもよく『大好きでDVD持っています』と言われる、大切な作品です。第一声や新鮮さを大事にしてくださる現場で、テストの声がそのまま録音されていたりするのですが、すんなりと馴染めました。ヴェネチア映画祭で初めてイタリアに行き、向こうの方にも『美織!』って呼んでいただいて、あらためてスタジオジブリって世界中で人気なんだと実感したりもしました。鈴木敏夫プロデューサーから『菜穂子役は美織ちゃんでよかったと(宮崎駿が)言ってたよ』と言われたときは、ウルウルしてしまいました」

──やってみたい役はありますか。

「結果、いい人役が多いので、根っからの悪女もやってみたいです。いい人といわれるのは素直にうれしいですけれど、生真面目すぎるのがネックだなと思うこともあります。頑固ですし。それに直接言葉で伝えるのがあまり得意ではなくて、じっくり考えながらメールや手紙など文字にすることが多いんです。でも直接向き合って話すことが大事なのに…と、思ったり。変なところに気を使ったり、もう少し程よい適当さが欲しいときもあります。大ざっぱなところもあるんですけどね」

──確かに真面目なイメージですよね。この先も女優としてやっていきたいと考えていますか。

「うーん、まだ何かいろいろな道がありそうな気もしていて。人生は可能性がいっぱいあると思うので、形だけにとらわれたくないです。これからどんなことが待っているのか、私もまだわからない。いろいろやってみたい気持ちもあります。英語の勉強をして、海外に行ってみたいと漠然と考えたり。どれも具体的ではないですけれど」

──最近では腹筋女子としても話題になっていますね。

「小さい頃から活発で運動好きなせいか、もともと筋肉質なんです。だから、人と同じように鍛えるとすぐムキムキになっちゃう。なるべく柔らかい筋肉を保てるように、仕事の合間にジャズやヒップホップなどのダンスレッスンをしています。振付の前に体幹トレーニングをして、インナーマッスルを鍛えています」

──活発なんですね。もし生まれ変わったら、男性と女性どちらになりたい?

「男性がいいです。男性の目線で、女性を好きになってみたい(笑)。男としてモテるように努力して、思う存分カッコつけてみたいです!」

Photos:Akihito Igarashi
Styling:Aika Kiyohara
Hair & Makeup:Kie Kiyohara
Interview & Text:Maki Miura
Edit:Saori Asaka

Profile

瀧本美織(Miori Takimoto) 1991年生まれ、鳥取県出身。2010年、映画『彼岸島』のヒロインで女優デビュー。同年NHK連続テレビ小説『てっぱん』で主演。以降ドラマ、舞台で活躍する。フジテレビ系ドラマ『キャリア〜掟破りの警察署長〜』(毎週日曜21:00〜)に出演。17年には音楽劇『マリウス』(山田洋次脚本・演出)を控える。

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