Culture / Pantovisco's Column

パントビスコの不都合研究所 vol.5 ゲスト 筧美和子

ようこそ、ここはパントビスコの不都合研究所。世の中に渦巻くありとあらゆる“不都合”な出来事や日常の些細な気づき、気になることなどをテーマに、所長のパントビスコがゲストを迎えてゆる〜くトークを繰り広げる新連載。果たして、ゲストの不都合を解決に導くことができるのか? 第5回は、ドラマ『LINEの答えあわせ~男と女の勘違い~』に出演中の筧美和子が登場!

パントビスコ「はじめまして。『パントビスコの不都合研究所』へようこそ。クリームソーダって、久しぶりに飲むとすごくおいしいですね。早速、お互いの似顔絵を描き合いましょうか。筧さん、絵はよく描かれますか?」

筧美和子「今日はよろしくお願いします。絵は、落書き程度なら描きます。……あ、前のページの顔が、私が描いた輪郭にちょうどはまっています(笑)。このままなぞってみてもいいですか?」

パントビスコ「それは、小嶋陽菜さんが描かれた似顔絵ですね。もう、そのまま描いちゃいましょう」

似顔絵、完成!

筧美和子・画「パントビスコ」 / パントビスコ・画「筧美和子」

ドラマに登場する可愛いスタンプにも注目!

「フィンランドのキャラクターにいそうですね。好きです。ありがとうございます」

「これは、LINEのアイコンですか? 自分のアイコンにしたいくらいです!」

「まさに、そうです。筧さんが出演されているドラマ『LINEの答えあわせ』に、僕もオリジナルLINEスタンプで携わらせていただいていまして。ドラマの中で、僕が描いたキャラクターと筧さんが共演しているのがとてもうれしいですね」

「LINEスタンプ、使っています! 『OK』とか『ワクワク』とか使いやすいです。あと、『駆け引き注意!』。友達に送ったりしました(笑)」

「それは、何か根深いことがあったのでしょうか?」

「いえ、ごく普通の会話なんですけれど(笑)」

「実は、スタンプはドラマの内容に沿ったものになっているんです。台本を拝見して、どんなスタンプにしようかと詰めていきました」

「台本もご覧になられたんですね」

「後から映像をじっくり楽しみたいので、熟読しない程度に読ませていただきました。筧さん演じる吉川沙羅は、モデルで愛嬌のある可愛らしい役柄ですが、ご自身との共通点はありますか?」

「沙羅は、昔からちやほやされて育ったタイプだと思うんですけど、男性の前でどう振る舞うべきかはわかっていても、恋愛に関しては実は奥手という印象だったんです。人には、一面だけではなく何面も魅力があるなぁと思っているのですが、その一面一面の濃さというものが、沙羅の場合は理解できたり、共感できる部分が多かったですね」

男性 VS 女性 それぞれの視点に立つと……

「男性目線で見ると、2話で沙羅と恋仲になる古川雄輝さん演じる安井司の気持ちがわかるなぁと思いました。このドラマは、前半は例えば男性目線だとして、後半はその裏側というか、女性側がどう受け取っているかを紐解くという構成ですよね。その後半を見て、ちょっとショックな部分もありました」

「(笑)。男性ってすごくピュアだなと思いました」

「そんなつもりはないのに、こう思われていたりとか、こちらは一対一のLINEのやりとりをしていると思っていたら、親友の女の子にシェアして『どう思う?』とか言われていたり」

「自分がネタにされているのは辛いですよね」

「自分もそういうことされてるんじゃないかって。女の子向けのドラマかなと思いましたが、男の子が見た方がいいんじゃないかなと思いました。1話では、沙羅が司が設定しているLINEのアイコン写真にひいてしまう場面がありますよね。だから僕も確認しましたもん。自分のアイコンと背景写真を」

「何の写真にされているんですか(笑)」

「真っ白なんですよ。無です」

「イメージをつけさせないということですか?」

「その通りです。作品を前に出したいので、個人的な趣向はあまりアピールしなくていいかなと考えています、公私ともに」

「なるほど〜。想像するのも楽しいですよね。でも、パントビスコさんの場合は、作品からなんとなく感じ取れたりしますよね」

「そういう方もいらっしゃいますね。そう考えたら、LINEって人柄が出ますよね。沙羅さんは相手の方に対して、とてもやさしいし、尽くすタイプですよね。ちょっと言い過ぎかもしれませんが“従順”というか」

「でも、すぐに疲れちゃってましたよね(笑)。きっと自分をつくっていたんでしょうね」

「ドラマの中では、沙羅さんは割とすぐに返信するタイプでしたが、筧さんご自身はいかがですか?」

「結構波がありますね。自分に時間があって、相手に伝えたい、相手のことを知りたい、という気持ちがあればポンポンといくのですが、忙しかったり、なんて返信しようか考えている間についつい何日か経っているときもあります」

「劇中では、メッセージの通知がきても、それをタップせずに既読をつけないという場面もありました。……ショックですよね」

「(笑)。パントビスコさんは、既読スルーされたことはありますか?」

「それはいっぱいあると思いますよ、きっと。よくわからないLINEをすることもありますし。“これ面白いかな”っていうのをオーディションしてもらうんです」

「オーディション? どういうことですか」

「自分のセンスをわかってくれる人に、写真やイラストを送って、面白いという反応が返ってきたら、インスタに載せてみようかなとか。返事がないときは、それ自体が返事だなと」

「これはイマイチだったかな、となるわけですね(笑)」

筧美和子の“裏アカ”が存在する!?

「では、そろそろ本題に。筧さんが日常で不便だなと思っていること、ここを直したいなとか、気になっていることはありますか?」

「う〜ん、不都合……自分自身に対して感じることが多いかもしれないですね。先ほど、パントビスコさんがSNSで自分の好きなものを見せないとおっしゃいましたけど、私は自分の好きなものをアップできないんですね。例えば、好きな映画を観てすごく感動してその感想を上げたくても、『この言葉で合っているのかな』とか『この熱量で書いてひかれないかな』とか考えてしまって、結局上げられないことがあって(笑)」

「それは素晴らしいですね。表現に責任を持っていらっしゃるということですから」

「私、裏アカを持っているんです」

「ほう!?」

「誰にも見せていない鍵をかけたTwitterがあるのですが、そこに、それこそ不都合なことや映画の感想とかを書いています。芸人さんで言うネタ帳のような感覚ですね。もう5年くらい続けています。パントビスコさんにもそういう場所ってありますか」

「僕も元々、ジャポニカ学習帳に絵日記を書いていたんです。自分と向き合うために書いていた日記をちょっと面白おかしく書いたものを、当時Facebookでごく一部の人にだけ公開していたのですが、それをあるときインスタグラムにアップしたら、大きな反応をいただいて。昔から絵や文字を書くのが大好きで、書くことで悩んでいる心を落ちつけたりしていましたね。そうしたら割とスッキリしたりとか」

「確かに、パントビスコさんの作品ってつぶやき的なものが多いですよね。発信することに躊躇はないですか?」

「ないですね。ただ、上げていい・悪いの悩みはありますけどね。それを上げて一人でも傷つく人が出てくるなっていうものは上げないです。でも、健全ですよね。そうやってご自身で裏アカを作っていらして」

「そうですかね(笑)。でも今年は、好きなものを理解し合える仲間を増やしたいなとは思っています」

「この企画は、最後に僕が不都合の解決策をイラストで提案するんですが、筧さんはもう自己完結というか、ご自分で解決されていらっしゃいますよね。他に、困っていることはありませんか?」

「それこそ、LINEなんですけど……。友達に『◯日空いてる?』と聞かれることがあるのですが、空いていたとしても内容が何かわからなくて」

「先に用件を言って欲しいですよね」

「そうなんです。空いてたら強制参加!?と思ってビクビクしちゃいます(笑)。『まだわからないんだけどどうしたの?』と聞けばいいんですけど、それだけでダメージを受けますよね」

「自分も気をつけなきゃなと思います。何かの予定があったとして、最重要事項は日付だと思っているところがあるので。例えば今度からは、『13日にみんなでご飯に行くんだけど、空いてる?』という風に聞くようにしよう。うん、気をつけよう」

「LINEって結構落とし穴があるんだなと思いました(笑)」

「男女問わず、自分で掘った落とし穴に自分で落ちる人もいますよね。気を付けましょう」

連続ドラマ『LINEの答えあわせ ~男と女の勘違い~』

「東京カレンダーWEB」での人気連載がドラマ化。東京のとある一日料理教室で出会ったITベンチャー社長、外資系商社マン、恋愛小説家、気鋭のシェフ、アパレルプレス、モデル、TVドラマプロデューサーという男女7人が繰り広げるLINEにまつわる恋愛模様を、男性側・女性側それぞれの目線から語り、そのエピソードから恋愛を成功に導く“恋愛実践トレーニングドラマ”。

筧美和子さんにその見どころを聞くと?「日常で起こるLINEあるあるや失敗など、恋愛のヒントが盛りだくさんです。男女の考えの違いや裏側も丸っと見られるので、覗き見するように楽しんでもらえたら」。3月7日(土)放送・配信の第6話ではなんと……パントビスコのカメオ出演もあるかも!? お見逃しなく。

放送/読売テレビ(関西地区) 毎週土曜 深夜0時58分~
配信/TSUTAYAプレミアム 毎週土曜21時~ ※そのほかの地区の放送は番組公式HPをご覧ください
キャスト/古川雄輝、大西礼芳、黒羽麻璃央、筧美和子、和田正人、眞島秀和、坂井真紀

https://line-no-kotae.com/

©︎2020「LINEの答えあわせ」製作委員会

衣装(筧美和子):トップ ¥36,000 スカート¥32,000/ともにMURRAL(ミューラル プレス 03-5738-1799)

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Illustration: Pantovisco Photos: Takao Iwasawa Styling: Chizuru Komatsu Hair & Makeup: Mayuko Shirouzu Edit & Text: Yukiko Shinto

Profile

筧美和子Miwako Kakei 1994年3月6日、東京都生まれ。2013年『テラスハウス』(CX系)に出演し注目を集める。14年から5年間、ファッション誌『JJ』の専属モデルを務めた。モデル、女優、バラエティーと幅広く活躍中。ドラマ『鈍色の箱の中で』(テレビ朝日系にて毎週土曜3:00〜)に出演。
パントビスコPantovisco Instagramでフォロワー数54万人を抱えるマルチクリエイター。3冊の著書を出版し、現在は雑誌・Webでの連載の他、三越伊勢丹、花王、SONYなどとの企業コラボやTV出演など、業種や媒体を問わず活躍の場を広げている。Instagram: @pantovisco

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