YSL BEAUTYは、親密なパートナー間の暴力(IPV)の防止と撲滅に向け2020年に立ち上げた「ABUSE IS NOT LOVE」プログラムにおいて、新たな論文を発表した。

「ABUSE IS NOT LOVE(暴力は愛じゃない)」は、親密なパートナー間の暴力と闘い、防止するためのYSL BEAUTYのグローバルプログラム。女性の3人に1人が、性的、身体的、心理的、経済的を問わず、生涯でパートナーによる暴力を経験するとされている。本プログラムは、「社内トレーニング」、「非営利団体とのパートナーシップ」、「アカデミックなオピニオンリーダーシップ」、「社会に対する啓発活動」の4つの主要な柱に基づいて、パートナーからの暴力被害に遭うリスクが最も高いとされる16〜24歳の若年層に重点を置き実施。虐待の早期警告サインについての認識を高めることで予防に取り組んでおり、現在世界30ヵ国で展開されている。
今回、若年層におけるデジタルを媒介した親密なパートナー間の暴力(Technology-facilitated Intimate Partner Violence、通称TFIPV)の増加に積極的に対処するため、「ABUSE IS NOT LOVE」プログラムの大幅な拡充を発表。この拡充は、社会的インパクトに関するエビデンスに基づく調査や、強固なコラボレーションを通じた継続的な取り組みを基盤に、リサーチコンサルタントであり心理学者でもあるニナ・ジェーン・パテル氏が執筆した論文に基づいている。

論文は、急激なデジタル化、保護者による監視の習慣、そして新たなAIツールが、世界中の若年層にとって「ケア」と「強制的コントロール」の境界線をいかに曖昧にしているかを明らかにしており、フランス、スペイン、米国、英国、スウェーデン、南アフリカ、インドネシア、ギリシャ、ブラジル、チェコ共和国を含む10ヶ国の主要なNGO専門家への綿密な定性分析に基づいて、TFIPVが世界的に深刻化している課題であることを示している。デジタルを媒介したABUSE(暴力)に関する相談件数が世界で62%以上増加する中、16〜24歳の若年層は最も脆弱であるにも関わらず、それを言語化する力が最も不足しているという。
主な調査結果として「デジタルコントロールと愛情の識別」を提示し、若年層がデジタル乱用を認識することを阻む4つの根本的な構造的障壁(デジタルコントロールの常態化/親・養育者によるモデリング/言語のギャップ/法的執行の失敗)に加え、警戒すべき5つ目の新たな脅威(害を増幅させるAI)が概説されている。
こうした、若年層が直面している複雑で不可視化されがちな脆弱性に対処するため、YSL BEAUTYは、デジタル時代に合わせて適応された9つの「ABUSE」の警告サイン(無視する/脅迫する/侮辱する/操る/嫉妬する/干渉する/管理する/孤立させる/萎縮させる)を策定。若者たちが日々のデジタル現実を読み解くための言語を与え、安全で健康的な関係性へと向かう重要な文化的シフトを引き起こすことを目的としている。
YSL BEAUTYでは内閣府(男女共同参画局)が主唱する「女性に対する暴力をなくす運動」に参加し、2026年11月12日(木)〜25日(水)の期間中は、店頭でもパープルリボンバッチをつけて啓発活動を行う予定だ。
「ABUSE IS NOT LOVE」プログラム
URL/https://www.yslb.jp/lp-commitments-category-4.html
Yves Saint Laurent
イヴ・サンローラン・ボーテ
TEL/0120-526-333
URL/www.yslb.jp
Text: Natsumi Matsuoka
