
京都・四条河原町にあるアートホテル「BnA Alter Museum」が、開業から7年目の節目となる2026年2月、一部客室をリニューアル。藤倉麻子ほか、新たなアーティストのアートルームがお披露目となった。
滞在そのものがアーティストの思考空間へと没入する時間となるようなアートホテルとして注目を集める、BnA Alter Museum。日本の現代アーティストによって制作された全31室のアートルームで構成され、作品鑑賞だけでなく、実際に作品を体験する空間として設計されている。
今回、新規アートルームや改装を経てリニューアル。その見どころを紹介したい。
新規アートルームを手がけた藤倉麻子は、第19回ヴェネチア ‧ ビエンナーレ国際建築展出品作家に選出されるなど、『Numero TOKYO』でも注目するアーティストのひとり。

(参考)注目のアーティスト藤倉麻子が仮想×現実で導くリアリティの行方
藤倉の作品は「サンライト計画、緑の段差」と名付けられ、自然光と段差構造、風景に連なる映像作品を通して、段差構造を取り入れることで、屋外の公共空間にあるやわらかな日差しの感覚を室内に立ち上げる新客室となった。

また、すでに同館で高い人気を誇るMon Koutaro Ooyamaも、新たなアートルームを追加。新作「NEXTEFX – Abstract Flora」では、植物の生命感や開花のエネルギーをモチーフに、夕暮れを描く〈Dusk〉と朝を描く〈Dawn〉の2室を展開する。
今回リニューアルとなった三嶋章義「MY ROOM」は、フェナキストスコープを中心に据えつつも未来を感じさせる和モダンな空間へ改装。身体感覚に根ざした映像体験を提案する。AOKI Takamasa「TRAVELING ROOM」は、新たにスピーカーやレコードを想起させる什器や、照明の調整機能を追加し、立体的な音像に包まれながらも、より心地よく滞在できる空間へと改装されている。


またリニューアルを記念し、参加アーティストらによる過去作品を中心とした展覧会も開催中だ。泊まれるアート作品(アートルーム)と展覧会の場でのアート作品の間(あわい)を探るような試みだ。
ますます進化し、新しい滞在のあり方を提案するBnA Alter Museum。この春ぜひ注目を。
※掲載情報は3月6日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
ご予約はこちらから
https://bnaaltermuseum.com/
【関連イベント】
展覧会「客室のエコトーン」
会期/2026年2月14日(土)〜6月14日(日)
会場/BnA Alter Museum 1/2F
休館/会期中無休
料金/入場無料
BnA Alter Museum
住所/京都府京都市下京区天満町267-1
TEL/075-748-1278
URL/bnaaltermuseum.com/
Instagram/instagram.com/bnaaltermuseum/
Text:Akane Naniwa
