ノーベル文学賞作家の2作品を日本で舞台に『誰かひとり/回復する人間』 | Numero TOKYO
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ノーベル文学賞作家の2作品を日本で舞台に『誰かひとり/回復する人間』

様々なコンテンツが生み出される今日、本当に噛みしめるべき作品を求める人は多いだろう。そんな中で、確かな手がかりになるもののひとつが「文学」の力だ。

3月、まさに「文学」の力を感じさせる作品の上演が予定されている。ノーベル文学賞をテーマにした2つの演劇作品で、一つはノルウェーのノーベル賞作家ヨン・フォッセの最新戯曲『誰かひとり』。もう一つは韓国のノーベル賞作家ハン・ガンの短編『回復する人間』だ。

ヨン・フォッセはノルウェー西部のフィヨルド地帯であるハウゲスン出身の戯曲家であり著述家。改行を使ったリズム感のある文体が特徴で、数多くの作品を生み出している。

ハン・ガンは韓国光州市生まれの作家で、アジア人の女性として初めてノーベル文学賞を受賞した作家だ。抑制的な文体の中に痛みや暴力の記憶が込められた作品が多く、多くの女性の共感を呼ぶ。

どちらの作家も詩的で、読み手に多くのインスピレーションを与える。この作家たちの作品をダブルビルとして、日本で作品化するという実験的な試みには、心惹かれる人も多いだろう。

キャストには山本涼介、鈴木勝大、豊田エリー、智順、平野良、古河耕史を迎え、華美ではないがメッセージ性の強い作品に挑んでいく。

言葉の豊かさ、重さをどのように消化し、作品化していくのか。文学座所属で、不条理と写実を同居させながらエネルギーに満ちた芝居で注目を集める西本由香の演出が楽しみだ。

舞台:誰かひとり/回復する人間
『誰かひとり』
脚本/ヨン・フォッセ
翻訳/アンネ・ランデ・ペータス
上演台本/アンネ・ランデ・ペータス 山崎元晴

『回復する人間』
原作/ハン・ガン
翻訳/宋元燮
脚本/オノマリコ
演出/西本由香
公演日程/2026年3月5日(木)~3月29日(日)
会場/ザ・ポケット
チケット料金(全席指定・税込)/S席11,500円 A席9,500円 B席7,000円
URL/https://consept-s.com/reborn/litera1/
公演に関するお問合せ/info@consept-s.com
チケットに関するお問い合わせ/Mitt:03-6265-3201(平日12:00~17:00)

Text:Reiko Nakamura

 

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