
新進アーティストの支援を目的とした現代アートアワード「TERRADAARTAWARD 2025」のファイナリスト展が開催中。東京・天王洲の「寺田倉庫G3-6F」にて、2026年2月1日(日)まで。
寺田倉庫が主催する、新進アーティストの支援を目的とした現代アートアワード「TERRADAARTAWARD 2025」のファイナリスト展が開催されている。本展では、最終選考にて選出された5組が、個展形式で作品を発表。倉庫をリノベーションしたイベントスペース「寺田倉庫G3-6F」を舞台に、未発表の新作を含む作品を展開する。
黒田大スケは、映像作品を展示。20世紀を代表する彫刻家コンスタンティン・ブランクーシの代表作『空間の鳥』をめぐって話し合う彫刻家たちを演じている。小林勇輝は、中国南部武術の「詠春拳(えいしゅんけん)」を起点にパフォーマンス作品を展開する。創始者の思想を再解釈し、その発展と密接に関係する東アジアの歴史に踏み込みながら、現代社会で学ぶことの意味を模索する試みだ。また、是恒さくらの作品は、クジラがテーマ。捕鯨に由来する素材や技術を空想の玩具として再構成し、現代の生活から姿を消しつつあるクジラに由来する素材と加工の技を未来に残す方法を提案するという。


そして、谷中佑輔は、身体の可能性に注目。身体を生産性や能力から切り離し、ただ「共にある」ことを手がかりに、社会や政治に関わる連帯の可能性を追求する。さらに、藤田クレアは、植物の反応を可視化することで、人と人、人と自然の関係性を見つめ直し、共存の感覚を問いかける。なお、本展の最終審査員には、金島隆弘、神谷幸江、寺瀬由紀、真鍋大度、鷲田めるろが名を連ねている。
次世代のアートシーンを担うアーティストらの視点を、ぜひ会場で確かめてみてはいかが。
※掲載情報は1月18日時点のものです。開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
TERRADAARTAWARD2025ファイナリスト展
会期/2026年1月16日(金)~2026年2月1日(日)
会場/寺田倉庫G3-6F
住所/東京都品川区東品川2-6-10寺田倉庫G号
料金/無料
時間/11:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館/会期中無休
URL/www.terradaartaward.com/ja/finalist/
Text:Manami Abe
