ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)は、メゾンを象徴するエンブレム「モノグラム・キャンバス」の誕生130周年を記念したセレブレーションを発表。第1章“Monogram, Icon of the icons”として、2026年1月に新しいスペシャルエディションのモノグラム バッグ・コレクションが発売される。
2026年に130周年を迎える「モノグラム・キャンバス」は、メゾンの二代目を継承したジョルジュ・ルイヴィトンが、実父であり創業者ルイへのオマージュとして考案した意匠で、いまや単なるモチーフという存在を優に超え、普遍的な卓越性の証であり、ルイヴィトンが培った伝統、文化、革新を体現するシンボルとして確立されている。今回、発表されたセレブレーションは、1年を通して展開されるもので、スペシャルな製品コレクションやウィンドウ・ディスプレイが予定されている。


来るべきアニバーサリーイヤーの幕開けを飾るのが、メゾンの歴史を彩ったアイコニックなモノグラムのバッグたちにフォーカスを当てた「ICONS」と、3つのスペシャルエディションのバッグである。「ICONS」には、トラベルバッグの永世定番として君臨する「キーポル」(1930年)をはじめ、スクエアなシルエットとロール仕上げのハンドルが特徴的な「スピーディ」(1930年)、当初はシャンパン5本を持ち運ぶためにデザインされたという「ノエ」(1932年)、アール・デコ建築への敬意を表した「アルマ」(1992年)、タイムレスなデザインのトートタイプ「ネヴァーフル」(2007年)がラインナップする。
後者のスペシャルエディションには、趣の異なる3つのデザインが揃う。5色展開のモノグラム・オリジン コレクションは、アーカイブに眠る顧客台帳のカバーから着想を得たもので、リネンとコットンを混紡したコーティッド・キャンバスを採用。ヴィンテージライクな趣を醸すジャカード織りによる優しい風合いと淡いパステルカラーのコンビが、オーセンティックな柄行きをコンテンポラリーに魅せている。


続いてVVN コレクションは、メゾンに息衝くレザーグッズの伝統にオマージュを捧げたもの。素材には最高級のヌメ革を使用し、手作業で仕上げられたレザーの純粋さや私的な触感がポイントに。使い込むほどに色艶が増すヌメ革特有の経年変化は、より愛着も増すに違いない。
最後に紹介するのは、メゾンの歴史的なトランクの質感をトロンプ・ルイユ(騙し絵)のプリントで再現したタイムトランク コレクション。要所にあしらわれたメタリックなディテールも当時の意匠に倣ったもので、過去と現在が交差するアーティなデザインとなっている。

これらのスペシャルエディション以外にも、見逃せないアイテムは多い。「ルイ・ヴィトン×村上隆」コレクションのリエディションとして、バッグやスモールレザーグッズが登場。マルチカラーを纏ったモノグラム・パターンは、今見ても新鮮でまさにファン垂涎の逸品と言えよう。年明け1月1日(金)に発売されるのが、フレグランスとフレグランスボトルを収納するトラベルケース。フレグランスはアーカイブのオリジナル モノグラム・モチーフをボトルとパッケージに配したもので、3種の香りを用意。また、限定のトラベルケースは、モノグラム・キャンバス素材を使い、ゴールドカラーのロックを付けた贅沢なアイテムとなっている。

なお、今回紹介した製品以外にも様々なバッグやスモールレザーグッズが揃う。展開アイテムや発売日等の詳細については、ルイ・ヴィトンのオフィシャルサイトでご確認を。
LOUIS VUITTON
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL/0120-00-1854
URL/https://www.louisvuitton.com
Text: Tetsuya Sato
