創業から約200年を数えるゲラン（Guerlain）から、これまでの軌跡を豊かなビジュアルとともに辿る公式書籍「GUERLAIN, VISIONARY SINCE 1828」がこのほど発売となった。
ゲランは1828年に創業。世界初の美容液や繰り出し式リップスティックの開発に始まり、コールを用いたアイライナーによる美の表現や、“輝き”という概念そのものを名づけた「テラコッタ ブロンジング パウダー」、新たなトレンドを創り出した名香「シャリマー」、「ジッキー」、「ラ プティット ローブ ノワール」など、ビューティのパイオニアとして世界を魅了し続けてきた。
本書は19世紀から20世紀にかけてのアイコニックな広告を彩ったスケッチやイラスト、アーティストやクリエイターとのコラボレーションまで、貴重なアーカイブとともにその軌跡を辿る内容となっている。
著者はフランスのファッションジャーナリスト兼作家のアンティゴネ・シリング。帝国の宮廷から現代のキャットウォークまで、長い歴史の中に息づくメゾンの物語と、ゲランを定義する”発明”と”エレガンス”の精神を紐解く。また作家のロランス・ベナイムが序文を寄せ、未来を見据えたゲランのビジョナリーな精神を体現する貴重な一冊が完成した。本書は、パリの出版社アスリーン（Assouline）の公式オンラインストアで購入することができる。
パリ本店のリニューアルオープンに際して建築家のピーター・マリノが手がけた、ゲランを象徴する香りの数々を集めた特別な展示スペース
フレグランス「ラール エ ラ マティエール ネロリ ウートルノワ」に焦点を当てたパリ本店のウィンドウディスプレイ（2016年）
1950年代に作られた「ラキネール」。ネイルポリッシュとリムーバーを組み合わせたユニークな製品で、細長いケースに収められていた
ゲラン創業者兼初代調香師のピエール フランソワ・パスカル・ゲランは、次の言葉を残している。
「品質に決して妥協せず、優れた製品を創ること。アイデアを研ぎ、極め、活かす。それが私たちの仕事」
Guerlain
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URL／www.guerlain.com
