マリーナ・ペレス・シマオとトミエ・オオタケ展@Pace ギャラリー(麻布台ヒルズ) | Numero TOKYO
Art / News

マリーナ・ペレス・シマオとトミエ・オオタケ展@Pace ギャラリー(麻布台ヒルズ)

マリーナ・ペレス・シマオとトミエ・オオタケの展覧会が、東京・麻布台ヒルズのPace ギャラリーにて開催中。シマオによる新作絵画と、オオタケの1963年から2013年にかけて制作した作品が対話を生み出す形で展開される。

油彩、水彩、版画の制作で知られるブラジル人作家のマリーナ・ペレス・シマオ。日本での初個展となる本展では、風景からインスパイアされた新作シリーズが公開となった。鮮やかで抒情的な構図は、内的な世界と外的な世界の境界を曖昧にし、鑑賞者を有機的で流動的なフォルムに満ちた半抽象的な領域へと誘う。
本展では、2024年から2025年にかけて制作されたキャンバス作品を公開。従来の風景画の決まりごとに縛られることなく、複数の地平線を利用しながら、異世界的で神秘的な絵画を生み出している。また新作では、日本における新世紀の藍染の伝統に対する敬意を表し、藍色を貴重に赤やピンクの色合いを組み合わせたという。

一方、日本に生まれその後ブラジルに帰化し、同国を代表する抽象芸術家の一人となったトミエ・オオタケ。絵画、版画、彫刻など幅広いメディアを横断しながら、形式的な厳密さを追求すると同時に、偶然性や驚きの要素を作品に込めている。また、地質学的・宇宙論的な現象やブラジルの広大な自然風景や地形を、有機的なフォルムと構造的な幾何学を組み合わせながら描き出した作品が印象的だ。本展では8点の絵画作品と、自立型の彩色チール彫刻が展示される。

ルーツと、抽象表現や風景画に対する独創的なアプローチを通じて結び付けられたふたりのアーティスト。世代を超えた対話をぜひ目撃して。

※掲載情報は1月21日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。

Marina Perez Simão & Tomie Ohtake
2025年11月4日(火)〜2026年2月11日(水)
時間/11:00~20:00(日は18:00〜20:00、それ以外は19:00〜20:00でアポイントメント制)
会場/Pace ギャラリー
住所/東京都港区⻁ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザA 1-2階
休廊/月曜
URL/www.pacegallery.com/galleries/tokyo/

Text:Akane Naniwa

 

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2026 N°193

2025.11.28 発売

The New Me

あたらしい私へ

オンライン書店で購入する