
聴覚障がいのある父と健聴者の娘の絆を描き、中国で初登場1位を記録した映画『愛がきこえる』の日本語字幕版が2026年1月9日(金)より全国で公開することが決定した。今年5月に行われた中国語・英語字幕版の最速上映が大きな反響を呼び、このたび待望の日本語字幕版での上映が実現。12月8日(月)に開催される一般試写会に読者5組10名様をご招待。
EXO レイとしても活動するチャン・イーシン主演
耳のきこえない父と娘の絆を描く感動作

聴覚障がいを持つ父シャオマー(チャン・イーシン)と、ろう者コミュニティで暮らす7歳の娘ムームー(リー・ルオアン)。ムームーは「私がいないとパパはお金を稼げない」と小学校に通わず、コーダとして父を支えてきた。そんなある日、5年前に家を出た母シャオジン(ホアン・ヤオ)が戻り、「ムームーには“普通”の生活を送らせたい」と引き取りを申し出る。娘の将来を案じての提案だったが、シャオマーは拒絶し、親権を巡る争いは裁判に発展してしまう。
娘との暮らしを守ろうと、シャオマーはホテルでの住み込み勤務を始め、ムームーも小学校へ通い始める。しかし、耳が聞こえないことから職場では度々トラブルが起こり、ついには立ち退きを命じられてしまう。追い詰められた彼は、故意の事故で保険金を得る闇ビジネスに手を染めてしまうのだった。
ただ一緒にいたいだけなのに、容赦ない現実が父娘を引き裂いていく。固く結ばれた絆は、果たしてこの逆境を乗り越えられるのか──。

シャオマーを演じるのは、世界的な人気を誇るアイドルグループ「EXO」のメンバー“レイ”として知られるチャン・イーシン(张艺兴)。日本の人気ドラマ「プロポーズ大作戦」の中国リメイク版「求婚大作戦」(17)で主演を務め、『A LEGEND/伝説』(24)ではジャッキー・チェンと共演するなど、俳優としても幅広く活躍してきた。そんな彼が、本作ではこれまでの華やかなイメージとは対照的な、生活に苦しむ労働者を熱演。幼い娘の幸せだけを願い、必死に働き続けるシングルファーザーの“生きた”表情や、手話に込められた感情など、細やかな演技が胸を打つ。

天真爛漫な7歳の娘・ムームーを演じるのは、新星リー・ルオアン(李珞桉)。⼈気ドラマ「慶余年〜麒麟児、現る〜」(24)に続く本作が映画デビューとなるが、冒頭から太陽のように輝く彼⼥の存在感が印象的で、いじらしいほどに涙を誘う豊かな感情表現の数々に圧倒されるはず。

各国で高い評価を集めている本作の監督を務めたのは、実話をもとに男女の10年にわたる関係を描き、大きな反響を呼んだ『あなたがここにいてほしい』(21)のシャー・モー(沙漠)。細やかな感情の流れを積み重ねていく演出で知られるモー監督は、前作のスタッフと再びタッグを組み、『THE CROSSING 香港と大陸をまたぐ少女』(18)のホアン・ヤオ、ビビアン・ティエン、「あの日の君と」(25)のチャン・ルオナンら、多彩なキャストとともに本作に臨んだ。
さらに、米アカデミー賞作品賞ほかを受賞した『コーダ あいのうた』(21)や、吉沢亮が各賞に輝いた『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(24)と同様に、当事者であるろう者の人々が多数出演している点も本作の大きなポイントだ。ぜひ劇場で、父娘が紡ぐ物語を見届けてほしい。
試写会に応募する
『愛がきこえる』
監督/沙漠(シャー・モー)
出演/张艺兴(チャン・イーシン)李珞桉(リー・ルオアン)
2026年1⽉9⽇(⾦)全国ロードショー
march.film/aigakikoeru
© CKF PICTURES (Ningbo) Co., Ltd. / iQIYI Pictures (Beijing) Co., Ltd. / Shanghai Tao Piao Movie & TV Culture Co.,Ltd.
配給/マーチ
